「人の子など孕みとうない」とは、艦隊これくしょんに登場する駆逐艦娘、初春が言いそうな台詞である。
台詞を全ていうと、「い…嫌じゃ…人の子など孕みとうない…」となる。
い…嫌じゃ…概要など話しとうない…
どこか高貴な、そして人ならざる趣きを感じさせる艦娘、初春。
そんな彼女が男性に無理やり性的関係を持たれた場合、一体どのような言葉を発するのだろうか……。
そういった想像力を働かせた結果、この台詞が生まれたのである。
元ネタは、Pixivユーザーのくれや氏が発表している艦これ二次創作漫画「鎮守府警察のすゝめ」。
見ていただければわかるが、この台詞は提督が執筆している漫画の中で初春が発した台詞であり、彼女が実際に言っているわけではない。作中でも「待って! 初春ちゃんそんな事言ってない!」とツッコミが入っている。
「でも…言いそうだし…」
もともと「のじゃ口調の人外娘が無理やり性的関係を持たれたときに言いそうな言葉」として一部界隈で使われていた台詞であるが、先述の作品により広く周知されるようになった。
その後、この台詞が一人歩きした結果、周知される元となった作品を知らずに使用するものも増え、「なんで初春って人の子を孕みたくないの?」という会話もあったとか……。
また、周知された結果「ハラミなど食べとうない」「孕み to night」などの派生語や、“人の”の部分を変えた「○○の子など孕みとうない」といったパターンにも派生した。
Pixivにおいてこのタグが付けられている作品は、上記の「鎮守府警察のすゝめ」を除き、全てR-18の作品となっている。
理由は……お察しください。