百々目鬼
どどめきもしくはどうめき
日本の妖怪。
概要
日本の妖怪。
伝承により姿は様々だが、その漢字が表す通り全身に百(無数の意)の目を持つのが特徴的であり、鳥羽石燕の『今昔画図続百鬼』を始めとして、多くは以下のように伝えられている。
百々目鬼は元々人間の女性だった。しかしながら、生まれつき手癖が悪く、金と見るや盗みを働いてしまうどうしようもない人間だった。ある日彼女はその腕に無数の目が生えていることに気が付き、身体を見渡すと、そこらじゅうに眼球が埋め込まれていた。彼女の盗んだ金に宿る精霊たちが、目玉となって彼女の身体を蝕み、人間から化け物へと変えてしまったのである。
創作ではキモい妖怪の筆頭として挙げられる事が多く、石燕の図では顔が見えないものの美女の姿で描かれることが多い。
創作における百々目鬼
概要
No | 239 |
---|---|
種族 | ウスラカゲ |
ランク | A |
スキル | 目目目(こうげきが必ず命中する) |
好物 | 肉 |
こうげき | 流星パンチ |
ようじゅつ | いん石の術 |
必殺技 | トドメの百光線(全身の目から無数のビームを発射し敵全体にダメージを与える) |
とりつく | 見つめる(とりつかれた妖怪は百の目に見つめられ、ちからがダウンする) |
体にたくさんの目がある鬼。どれか一つの目だけが心臓につながっていてそこを矢で射ることでしか倒すことが出来ないらしい。(妖怪大辞典より)
全身の目から無数のビームを出すことができる…というのは、恐らく外見の似た中国妖怪「百眼魔王」(西遊記に登場)が元ネタか。
外見は黒い鬼のような姿をしており、こちらは石燕ではなく室町時代の伝承をベースにしているものと思われる。