概要
龍族は、幻想郷に古来より住む龍の子孫である妖怪。竜の妖怪。
特徴
龍の末裔にあたる種族なのだが、人間と容姿はほぼ変わらない。しかし、これは莫大な代謝を低くするための形態で、真の姿(半竜人形態)がある。
人間形態では本来ずば抜けて高い代謝とそれに比例した食欲をぐっと抑えることができるが、戦闘能力は低下する。
また、あらゆる毒素への抵抗力も非常に高い。
幻想郷一男性の割合が高い種族でもあり、その比率は男女4:5。
ちなみに、人間に近い姿をしているからか、染色体数は46本なので、人間ないしは他の種族とも生殖が可能である。また、卵生でなく胎生。
身体能力
龍族は唯一鬼に匹敵または凌駕する身体能力を持つ。
パワーは、気が遠くなる程の年月を生きてきた大木をいとも容易く引っこ抜いて遥か彼方へぶん投げたり、大きな岩を指で弾く程度で砕き割れる程度。
スピードも、吸血鬼に劣らない程度の速さで動く事ができる。
そして、龍族は血の気が多い連中がほとんどの種族で、訓練は抜かりなく行う為、戦闘テクニックや経験は豊富で、相当の力がないと太刀打ちは難しい。
しかし、その強さに反比例するように、とても寿命が短く、その寿命は約300年である。
1000歳を超える妖怪がザラにいる幻想郷ではものすごく低く、人間の3倍程度にしかならない。
ちなみに龍族の弱点としては、普段は髪の毛に紛れて隠れている角がある。
怒りを覚えると硬化して逆立つ器官なのだが、普段は髪の毛ぐらいにフニャフニャで、触るだけで悶えるような刺激に襲われる。つまりくすぐったい。
ちなみに、痛撃を加えても特に効果はなく、主に拷問として使われる。
生活
龍族は幻想郷の極東に龍国という小規模の国を作り、龍王という王を中心に生活している。
龍国
人口 | およそ百万人 | |
---|---|---|
面積 | およそ東京ドームが三百個分 |
龍国(正式名称:牙龍王国)は龍王を元首とし、構成される幻想郷の極東に位置する小国。
約200年前の事件をきっかけに鎖国状態にある。外部からの干渉を極端に拒み、射命丸文による文々。新聞の取材や稗田阿求による東方求聞史紀の取材なども断ってきた。
龍国の真ん中には龍王城があり、龍王が住んだり、政治をしたりするための政府となっている。と言うよりかは龍国自体が龍王城であり、龍国の国境は龍王城十の丸。
狭義では龍王城とは、その天守閣のみを指す。
政治
現在、龍国四天王という四人の大臣(おおおみ)が仕事を分け合い、龍王の意志に基づいて政治をしている。
名称 | 役目 | 現職者 |
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法長閣下 | 立法を任された大臣 | ??? |
侍従長閣下 | 龍王の侍従をまとめる事と、王室管理を任された大臣 | ??? |
教育長閣下 | 子供の教育を任された大臣 | 界祀龍アンシェンロン |
将軍閣下 | 龍国軍の統帥を任された大臣。四天龍の上司 | ??? |
龍王
龍王とは、龍国を治める国王である。人民からは『龍王陛下』と呼ばれていて、龍族すらも圧倒する能力を持つ。
また、大元帥陛下の異名を持つ。
また、現在では幻想郷唯一の正式な一国を治める王者である。
今の龍国を治めるのはドラゴネス家と言う一族。幻想郷の最高神・龍神の末裔を自称している。
現在の即位者
現在の即位者はドラゴネス王朝第15代:エンペイル・ドラゴネスである。
歴代即位者
代数 | 本名 | 王名 | 続柄 |
---|---|---|---|
初代 | アルカハドゥス | ドラゴネス1世 | 龍神の御子 |
二代 | エンペカルス | ドラゴネス2世 | 先代の子 |
三代 | カルディクルス | ドラゴネス3世 | 先代の子 |
四代 | クラルヌス | ドラゴネス4世 | 先代の弟、エンペカルスの子 |
五代 | メチルクルス | ドラゴネス5世 | 先代の甥、カルディクルスの子 |
六代 | メルタヌス | ドラゴネス6世 | 先代の従弟、クラルヌスの子 |
七代 | ディカルニクス | ドラゴネス7世 | 先代の子 |
八代 | アルクルス | ドラゴネス8世 | 先代の子 |
九代 | カルス | ドラゴネス9世 | 先代の子 |
10代 | ゼルス | ドラゴネス10世 | 先代の弟、アルクルスの子 |
11代 | クライクス | ドラゴネス11世 | 先代の甥、アルクルスの七男の子 |
12代 | エントラクルス | ドラゴネス12世 | 先代の子 |
13代 | ディアクニス | ドラゴネス13世 | 先代の子 |
14代 | ディオネニス | ドラゴネス14世 | 先代の子 |
15代(現) | エンペイル | ドラゴネス15世 | 先代の子 |
また、歴代龍王は全て男性である。
妻子
龍王は男系子孫を残す為、正妻の他に多数の側室(妾)をもち、血統存続に努めている。
その為、龍王の妻達は大奥に住み、龍王の子を皆で面倒を見ている。
交流
龍王は代々多くの人々(特に幻想郷に存在する大勢力の元首など)と交流を持つ。
エンペイルならば、紅魔館のレミリア・スカーレットや西行寺幽々子、蓬莱山輝夜など、天狗の元首・大天狗(天魔)とも面識があるが、ある事件のせいで仲良くない。
部族
龍族はとても個性的な種族でもあり、種族内でも生まれや才能によって五つの部族に分けられる。
龍王族
龍王や龍王の一族など、ドラゴネス家の者が所属する。他の部族よりも高い能力を持っている場合がほとんどである。
魔竜部族
生まれつき高い魔力を持つ場合、所属する。魔法など呪術的な攻撃を得意とする。
武竜部族
生まれつき高い気を持つ場合、所属する。気を使った攻撃や、肉弾戦など物理的な攻撃が得意。また、部族の中で唯一程度の能力を持たない。
賢竜部族
元々、魔竜部族、武竜部族、他種族部族に属していた者のうち、特別頭が切れる者が後天的に属する部族。戦闘は苦手だが、頭の回転は異常。
また、後天的に属する事もあってか、この部族に属するものはたったの四人。
他種族部族
あらゆる申請を通り抜け、他の種族から龍族になったものとその子孫が属す。様々な能力を持つ者が存在する。
龍号
龍号は、龍族でいう名字に該当する。
しかし、特例がない限り兄弟で同じ龍号を名乗ることはなく、夫婦間で統一されることもない。
また、普通の名字とは継承方法が異なり、父の龍号は長男が継ぎ、母の龍号は長女が継ぎ、次男・次女以降は新龍号を名乗ったり、子のいない家庭に養子に入る(例外あり)。
龍国の主な龍号
- 大聖龍
- 爆龍
龍国軍
龍国軍とは、その名の通り龍国の軍隊。
東方龍族伝では、一行の前に立ちはだかる龍王の手先である。
龍国四天王の一人・将軍閣下が元帥としてこれを統治す。
また、将軍閣下が直轄する本隊とはまた別に、将軍閣下の四人の部下が部隊を率い、将軍閣下に従う。この四人の将官を、四天龍(してんりゅう)と呼ぶ。
本隊や、部隊をもっと細かく分けると大隊、中隊、小隊となる。
なお、それぞれの隊長になれる階級が定められている。
その階級は上から順に、大元帥(龍王)>元帥(将軍)>大将>中将>少将>准将>大佐>中佐>少佐>大尉>中尉>少尉>准尉>曹長>曹補>軍曹>伍長>兵長>上等兵>一等兵>二等兵である。
現四天龍
名前 | 階級 |
---|---|
??? | ??? |
??? | ??? |
影龍レザーヌ | 中将 |
??? | ??? |