概要
田中芳樹の小説(もしくはそれを原作とする荒川弘による漫画)『アルスラーン戦記』の登場人物、ギーヴとアルスラーンのBLカップリングタグ。
主人公アルスラーンと、その臣下ギーヴの二人をカップリングした投稿作品につけられるタグである。
なお、荒川版漫画以前からの腐女子読者からはギーアルというCP名でも親しまれており、そちらのタグがつけられていることもある。
作中ではダリューンやエラムとの関係性が目立つアルスラーンだが、持ち前の懐の広さと人間性から、流浪の楽士を自称する何かと胡散臭いギーヴからもしっかり忠誠を誓われている。
一行に加入したばかりのギーヴは王族というものに良い感情を持っていなかったが、ペシャワールを目指す道中、アルスラーンの王族らしからぬ行動やまっすぐな心根に触れたギーヴは次第にアルスラーンを自らの主君と認め、忠誠を誓うようになる。
ダリューンやエラムのように表立った気持ちは口に出さないものの、地の文ではギーヴが自分の主君のことを誇らしく思っていることが伺える描写がよくされている。
また荒川版を元にする日5アニメの第13話では原作にないシーンが追加されており、道中のお礼を風呂上がりに告げにくるアルスラーンと、その素直さに照れるギーヴ(おそらく柄にもないことをした自分を恥ずかしく思っているのだろうが)を見ることができる。
作中で「止まり木」と言われるアルスラーンであるが、一番わかりやすく目に見える形で彼を止まり木としているのは諸事情で離脱することもあれど必ずアルスラーンの元に馳せ参じるギーヴではなかろうか。