レッサーパンダ
れっさーぱんだ
生物学的概要
哺乳綱食肉目アライグマ科(日本では独自のレッサーパンダ科に分類される事が多い。また、ワシントン条約ではクマ科に分類されている)の哺乳動物。外見は大きなネコに似ており、鼻先の短いアライグマにも見える。赤褐色の体毛とリング状の模様が入ったふさふさした尾が特徴的。ジャイアントパンダ同様笹や竹の葉を食べるが、本種はより雑食傾向が強い。
「パンダ」の名称について
“パンダ”の名称は元々この動物につけられたモノである。ネパール語で「竹を食べる生きもの」を意味する「ネガリャ・ポニャ」の「ポニャ」が転化したという説が一般的。
後にジャイアントパンダが西洋に知られるようになると、単にパンダと言えばジャイアントパンダを指すようになり、ジャイアントに対して「小さなパンダ」と言う事でレッサーパンダと呼ばれるようになった。
英語圏ではレッサー(Lesser)の語に差別的な意味合いが含まれるということで、美しい赤褐色の毛並みに因んで「Red Panda」と呼ぶ事が多い。またチベット語由来の「Wah」と言う名称で呼ばれることもある。
pixivでは
千葉県の動物園で飼育されている、二本足で立ち上がる「風太」(ふうた)がニュースで取り上げられ有名になった事から、二本足で愛嬌を振りまく描写がよく描かれる。
実はレッサーパンダは「風太」に限らず、もともと普通に二本足で立つ生き物である。「風太」が特に有名になったのは、他のレッサーパンダより長時間立ち続け、歩いたりすることが多いためらしい。