概要
突撃槍とは、英語で「Lance」と称される西洋独自の発展を遂げた武器のことである。
主に重装騎兵の使用する大型の武器で、馬に乗って相手に突撃し、そのまま粉砕するために重く、長く、強く作られた。その大きさのため、突き刺すだけではなく振り回しただけで相手を馬上から突き落としたり、殴り倒したりできるという利点はあるものの、小回りが利かないという欠点が存在する。従って乱戦ではでかいばかりで役に立たない、ということになりかねないため、「相手を撃破する」突撃槍とは対照的に「自らの身を守る」ために発展したのが剣である。
このように書くと非常に脳筋な武器に見えるかもしれないが、その重さ故に使いこなすためにはかなりの熟練を有する。
こうした突撃槍の発達は馬上試合というスポーツ競技としても発展していくようになる。