千葉県銚子市内に路線を有する私鉄。正式名称は銚子電気鉄道。1923年開業。
長年経営難に苦しんでおり、副業としてたい焼きや濡れ煎餅、、揚げもち、佃煮など食品の製造販売を行っている。今や本業の鉄道事業の赤字を副業の利益で補っている有様であり「銚子電鉄の本業は食品製造業」と揶揄されることも。実際、信用調査会社の事業登録も、「菓子・パン類卸」となっている。ただし本来の本業である鉄道事業があまりにも振るわないため副業でもカバーしきれていない。
事実上の本業となっている濡れ煎餅製造に関しては、犬吠駅で製造・直売を行っており、製造行程を見る事ができる。
経営難
2006年には経営悪化が極度に達し運行車両の法定検査を行う資金がないという事態になってしまい、公式サイトを通じて「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」と異例の支援のお願いをするに至った。結果、多くの支援を得て検査費用の捻出に成功したが、なお厳しい経営状態には変わりがなかった。
2010年から車両の更新が開始された。費用などの事情により、伊予鉄道800系(旧京王帝都電鉄2010系)の譲渡を受け、改造を経て2000形として就役させている。
東日本大震災以降の観光客の減少によりこれ以上の車両更新が困難となり、2013年2月頃、遂に自主再建を断念したと発表。年末には国・千葉県・銚子市からの公的資金注入を受ける事、運賃を値上げする事が発表され、当面の廃線の危機からは脱した。