小説
バルカシオン伯に従軍する実戦経験がない男装少女兵でエトワールと名乗っている。
蒙昧なイアルダボート信者であり異教徒に激しい嫌悪を抱きアルスラーンに対しても異教徒の総大将として非礼な態度を貫いたが、パルス軍が敵の戦没者すら弔い捕虜を難民として保護する様子を見て「異教徒は虐殺すべし」という価値観に僅かながら変化が現れる。
容赦ない侵略者であり、虐殺者であるイアルダボート教徒の良い面を見せてくれる。
荒川版
原作の小説だと4巻の聖マヌエル城における攻防戦が初登場なのだが、荒川さんがとても気に入ったせいでパルス軍が捕えた捕虜として登場し、荒川オリジナルの第一話から登場してアルスラーンを人質にとるという暴挙を仕出かす。
登場頻度も小説と比較にならないほど増えており、敵味方という間柄なのにアルスラーンとは妙な関係を築き上げている。
ただしアルスラーンのことはどこぞの金持ちの坊ちゃんであるとしか認識しておらず、パルスの王太子であるとは微塵も思っていない。(というよりパルスの王族は角が尻尾や生えている悪魔であると信じている)