概要
2014年3月15日に角川つばさ文庫より発売された、ゲーム『星のカービィ』2作目のノベライズ作品。執筆は高瀬美恵、絵は苅野タウ・ぽとが担当している。
あらすじ
お店で大食いしている自称(じしょう)プププランドの王様・デデデ大王(だいおう)のもとに、あやしい三人組がやってくる。彼らは、宇宙一おいしいというフルーツをゲットするため、吸いこみ能力のあるカービィを捜(さが)していて……!? 一方のカービィは、お店からいなくなったデデデ大王のあとを追い、ワドルディたちとともに危険なウワサのある「くらやみ森(もり)」をめざす。「くらやみ森」で、宇宙一のフルーツ争奪戦(そうだつせん)が始まろうとしていた!!(角川つばさ文庫より転載)
登場人物
【注意】以下の内容は物語の核心的な部分には触れていませんが、少しでもネタバレが嫌な人はブラウザバックしてください。
オリジナル
カエルの三兄弟の長男。宇宙一おいしいといわれるフルーツを手に入れるためにカービィを利用しようと計画するが「まるい体をして、恐ろしく食いしんぼう」という特徴しか知らなかった為、デデデ大王と間違えてくらやみ森に向かってしまう。
カエルの三兄弟の長女。しっかり者でつんとした性格を持っており、兄のケロッタやカービィなど実力が上のものに対しても強気な態度を取る。
カエルの三兄弟の次男。性格は少年らしくケロッタを尊敬しており、「ケロッタ兄ちゃん」と呼ぶが「親分と呼べ」と注意される。
くらやみ森に住んでいる番人。一人で森を探索していたデデデ大王を勇者様と呼び、協力させる。スターダストの実の中にトゲのついた種が入っていることも伝えた。
- 森のヌシ様
くらやみ森の奥深くに眠っている主。何千年も前からくらやみ森におり、鐘が鳴り響くと目覚めると言われている。
レギュラー陣
ご存知主人公。
コックカワサキから聞いた話で、デデデ大王と自分がそこまで似ているという事をメタナイトにも言われ、デデデ大王の元に向かう。デデデ大王と出会ってから言い争いになって、ケロッタ達から「本物のカービィさんはコピー能力を使える」と言われたことを元にワドルディを吸い込んだが、ワドルディにはこれといった能力はなかった為コピーすることはできなかったが、デデデ大王がボロを出したことで本物であると証明することができた。
最後にメタナイトが持ってるカードのことを聞くと、自分も欲しいから何かトラブルを起こしてとメタナイトに頼んだりもしていた。
ご存知苦労人。
デデデ大王がいなくなったため、最初にカービィと会いカワサキの店に向かった。その後はメタナイトと合流し、くらやみ森に向かった。
デデデ大王と再開した時に「大王様」と言ったことから、ケロッタ達はデデデ大王がカービィじゃないと思い込んだが、「口裏を合わせている」と言われてしまった。更にカービィが自分自身が本物だと証明するために吸い込まれたりもする。
最後にデデデ大王が食べた分の料金を聞くと、払うことができるほどのお金を持っていないと言い、家具やデデデ大王の服なども売って、ご飯もお粥になることをデデデ大王に伝えた。
コックカワサキのレストランで「スーパープレミアム食べ放題カード」という全宇宙レストラン協会で発行されるカードを何故か持っており、大量に料理を注文していたが、ケロッタ達にカービィと勘違いされ、幻のフルーツの話を聞くとカービィのフリをして、ケロッタ達とくらやみ森に向かった。カービィじゃないことがバレてからもフルーツを諦めきれず、単独で行動して森番に出会う。
カービィと戦闘になるが、ハンマーがなくても普通に強い。
事件解決後にメタナイトからカードのことを聞かれると、最初は知らないふりをしたが不正利用をしたら食事代100倍の請求が来ると言われて、持っているのと使用してしまったことを話した。
デデデ城に落とし物をしてしまい、探しにやってくる。ワドルディから話を聞き、デデデ大王が向かったくらやみ森に一緒に同行した。
カービィに「自分はデデデ大王に似てる」と聞かれた時は、「そう思わないではなかった」と答えた。
メタナイトの落とし物はデデデ大王が持ってた「スーパープレミアム食べ放題カード」で、かつて全宇宙レストラン協会で起きたトラブルを解決したことからカードを貰ったが、メタナイト自身は興味がなかったため一度も使用していない。
ゲスト陣
ご存知料理人。
デデデ大王が「スーパープレミアム食べ放題カード」を使ったため、店を貸し出してたくさんの料理を作らないといけない羽目に。デデデ大王がケロッタ達の話に乗ってレストランを出た後は、疫病神が去ったと安心した。その後、カードのことを気になってはいたが、それよりも店を開店する支度を急いで始めた。
ご存知炎の使い手。
前作ではかなりの乱暴者と言われていたが、カービィにいつも酷い目に遭わされているからか、後退りしたりなどと攻撃的ではない。デデデ大王が何処にいるかをカービィとワドルディに聞かれた。
こちらもデデデ大王が何処にいるかを聞かれたが、カービィとフルーツの話をしただけで終わった。
くらやみ森にすむ獣で「グルルルーー!」という鳴き声しか喋らない。デデデ大王の手にぶつかって撤退した。
くらやみ森に住む獣の中で最も恐ろしいとされている。デデデ大王と森番がスターダストの実を回収している最中に姿を見せたが、デデデ大王が怒鳴ったことで猫のような鳴き声をして退散した。その後同じ個体か別の個体かは不明だが再び現れる。しかしカービィに吸い込まれてファイアに利用させてしまう。
くらやみ森の住民。鐘の音を鳴らすことで「森のヌシ様」が目を覚ますという予兆を知らせることで、スターダストの結晶を狙っていた者から守っていた。カービィに吸い込まれてベルにされ、デデデ大王との戦闘に使われる。
くらやみ森の住民。ディングルの友達で、住み着いている建物を掃除してる。こちらもディングルと一緒に悪党からスターダストの実を守っている。