マスターシステム
ますたーしすてむ
概要
日本版マスターシステムはアーケードゲームやパソコンなどで当時主流であったFM音源を内蔵した初の家庭用ゲーム機であったが、サードパーティーが日本では1社(サリオ)、アメリカでは2社(アクティビジョン、パーカー・ブラザーズ)しかなく、ファミコン全盛期で、かつ日本では次世代のゲーム機であるPCエンジン(1987年10月30日発売)が登場した時期でもあったため日本では苦戦を強いられ、翌1988年10月にセガは次世代家庭用ゲーム機メガドライブを投入しマスターシステムの販売を終了した。
マスターシステムは日本と同様、アメリカでも余り成功しなかったが、欧州や南米では大きな成功を収めた。
アメリカと欧州では1990年に筐体をコンパクトにし、ゲームソフトを1本内蔵、マイカード及び光線銃端子が削除されたSega MasterSystem IIが発売されたが、アメリカでは失敗に終わっている反面、欧州ではそれなりに健闘していていた。南米ではMasterSytem IIIとして発売されており、南米ではメガドライブと同様、低所得層向きの互換ハードとして、今でも作られている。海外のみ発売されたマスターシステム専用の光線銃「LIGHT PHASER GUN」は『赤い光弾ジリオン』の「超高速光線銃ジリオン」の初期型モデルのフォルムを流用している。
きせかえテーマで登場
ニンテンドー3DSのメニュー画面のきせかえテーマとして『セガハード マスターシステム』が配信されており、上画面にはマスターシステムのカートリッジを本体に挿入していない状態で電源ONにすると現れるスペースハリアーの曲が流れるデモ画面が再現され(但し、地平のアニメーションはしない)、しかもメッセージも『アイコンを選択してソフトを起動してください。』となっている。ちなみにクレジットも『©SEGA 2015 V 7.1』となっている。ちなみにこのバージョンは架空であり、実際のマスターシステムはバージョン6.Xまでが確認されている。
セガ3D復刻アーカイブス
このソフトにはデモが隠し要素で収録されており、本物のマスターシステムのデモを見る事ができる。