人物
ジャージズボン+Tシャツの上から裾がぼろぼろになった豪華なローブをまとった〈エルフ〉の冒険者。
〈放蕩者の茶会〉の元メンバーで、ゲーム時代は〈KRひとり団〉というメンバーが彼一人しかいないギルドに所属していた。現在はヤマト西域を実質支配する単一巨大ギルド〈Plant hwyaden〉に所属しギルドの中枢機関〈十席会議〉の第十席に就く。
二本の杖を両手に持つという二刀流で〈召喚術師〉なのに自ら近接戦を挑むという珍妙な戦闘スタイルをとる。
〈大災害〉以降はネタ技扱いされていたキャラクターと召喚獣の操作を入れ替える〈召喚術師〉の特技〈幻獣憑依〉を駆使し、白擇の姿で海外を含めた各地の情報収集を数ヵ月間行っていた。
ゲーム時代は〈放蕩者の茶会〉の参謀格の一人として、海外の攻略情報をチェックしていた他、カナミの暴走(そしてシロエの胃痛)を加速させていたらしく、現在でもいつも飄々とした態度を崩さず、とぼけた言動で自由気ままに行動しては周囲を茶化している。
どこか達観したような姿勢で〈Plant hwyaden〉とアキバの〈円卓会議〉の対立情勢を眺めているも、内面には熱い物を持っており、9月頃に中国サーバー〈アオルソイ〉でカナミ一行と再会した時は〈列柱遺跡トーンズグレイブ〉の戦いに挑む彼女たちのために切り札である〈真紅の契約〉を披露している。その後、黒龍を倒すことには成功したが、直後に気絶して転落、そのまま神殿送りになった。
現実では神奈川県在住で病院勤務。4ヶ国語を話せるマルチリンガルであるが、自動翻訳機能によりセルデシアでは不要なものにすぎず、それ以外全く特技が見つからなかった理由から〈plant hwyaden〉行きになった経緯がある。
口伝〈真紅の契約〉
戦闘中に召喚モンスターの召喚契約を敢えて解除することで本来の戦闘力を発揮させるKRの〈口伝〉。
通常、〈召喚術師〉の全ての召喚用契約モンスターは〈ノーマル〉ランクより戦闘力の低い〈ミニオン〉ランクに自動調整される。しかし強力な上位モンスターは高い知能と意志を有していることも多く、利害が一致すれば彼らと召喚契約無しでも共闘関係を結ぶことも可能であるため、KRはこれを利用して〈レイド〉ボスランクのモンスターをも戦力として有している。