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自己愛性人格障害の編集履歴

2015-11-03 22:15:24 バージョン

自己愛性人格障害

じこあいせいじんかくしょうがい

自己愛性パーソナリティ障害とは、ありのままの自分を愛することができず、自分は優秀で特別で偉大な存在でなければならないと思い込むパーソナリティ障害の一類型である。

概要

一見「自分が大好きな人」のように思えるが、その表面的な明るさとは裏腹に「ありのままの自分を愛せない」障害である。

心の底には強い劣等感、コンプレックス、自己無価値感が渦巻いており、「自分は万能で特別な存在だと思い込む」「他者から肯定的に評価される」「優越感を得るため身近な弱者を貶め見下す(モラハラ等)」ことで精神を維持している。


特徴(一例)

  • 第一印象はとにかく良いが、表面的で主張がコロコロ変わる
  • 本能で生きているので、特有の行動パターンをとる
  • ギョロ目で爬虫類を思わせる顔立ち
  • 漠然とした快・不快で人を判断しており、グレーゾーンの考えが無い
  • 自信に満ちた言動の割りに、人の評価で一喜一憂する
  • やたら謙遜する割りに、自慢話や見下す発言が多い
  • 創造性・個性に乏しく、他人の影響を受けやすい
  • 一人の時間を楽しむような趣味が無く、あっても知識が浅かったり長続きしない
  • 出来る人、頑張ってる人、良い人アピールをするが、地味な仕事はやりたがらない
  • 上下関係や支配関係を作りたがり、長い付き合いの対等な友達がほとんど居ない
  • 共感性が低く、自分と違う価値観や個性を受け入れられない
  • 完璧な自分の虚像をおびやかす者は、優秀な人間であっても許せない

原因

片や無関心・暴力的な親、片や過保護・支配的な親という家庭で育ち、ありのままの自分は無条件で愛されないという自己無価値感に苛まれる事で発症。

幼い頃に充分子供らしくいることが許されず、親の望むよい子を演じなければ捨てられてしまうという恐怖から、表面上は完璧な人間を演じるようになる。

そのため、幼少期は手のかからない子供であり、反抗期も無く親孝行な子供にはなるものの、親以外の誰かがそのツケをおっ被る破目になる。


成長過程で自己無価値感を克服することで治っていく事もあるが、コンプレックスを解消できないまま成人期を迎えると人格障害として確定する。


関連タグ

精神疾患

モラルハラスメント パワーハラスメント

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