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月読ジゼルの編集履歴

2015-11-08 18:38:18 バージョン

月読ジゼル

つくよみじぜる

月読ジゼルは「金田一少年の事件簿」の登場人物。

「ゴルゴダの丘に咲く青い薔薇よ……何人も抜け出せないその檻の中に咲き誇る瑠璃色の不可能よ

願わくば教えておくれ薔薇十字の魔王 黒く塗られし薔薇に込めたる憎しみを」


CV:沢城みゆき

演:藤井美菜(金田一少年の事件簿N)



人物

「薔薇十字館殺人事件」に登場した容疑者の1人。

「ローゼンクロイツ」と名乗る人物が主催する青薔薇の完成披露会に興味を持ち薔薇十字館にやってきた花詠みの歌人。

年齢は20歳で、容疑者の中では最年少。

西洋の魔女を連想させるような外見の美女だが、その虚ろな瞳には何が映っているのか窺い知れない電波属性を持っている。


容姿

黑·白·赤

ウェーブがかったストレートロングの髪に、両端に薔薇のコサージュがついたヘッドドレスを飾っている。黒を基調とした等間隔にリボンが結びつけられた華美な洋服と、いわゆるゴスロリファッションに身を包んでいる。

突っ込み所満載な性格のキャラをしているが、女性キャラなので宿命の如く入浴シーンが描かれるといったお色気に貢献している。

背が低く20歳より若く見えるうえ、衣装から分かりにくいが、その入浴シーンを見るとスタイルは中々良い。ただし背中には大きな十字の火傷を追っている模様。


性格

明後日の方向に視点を合わせているような様で、金田一にも「プッツン系」と称されて苦手意識を持たれている。

薔薇や西洋の知識を備えており、それに因んだ詩を所構わず詠う。目の前で殺人事件が起きながらも動揺しないどころか、思いついた詩を詠う異様な冷静さには周囲を困惑させている。

3人目の被害者が出た時は一応動揺している様子が見られたので完全に非常識人ではない様子。


正体

ネタバレ注意。





















正体はこの事件の犯人「ローゼンクロイツ」。推理作品でありがちな明らかに怪しい様を演じたスケープゴートかと思ったが、本当に犯人だったというパターン。

独特なその名前は花詠みの歌人としてのペンネームではなく本名のようで、旧姓は「美咲」。

2つの薔薇の名前を持つからという理由で容疑者の中で仲間外れと認識されてはいたが、これに関してはとんだ言いがかりだったようだ。

電波のような詩には最初に殺した人物との関連性を焙り出す目的が含まれていたが、詩を作る性格も素の性格だったりする。


高遠+ジゼル

また、薔薇ブリーダー・美咲蓮花と、地獄の傀儡子・高遠遙一の実の父とされる謎の人物の間に生まれた娘であり、物語冒頭で存在が明かされた高遠の妹本人である(と言っても年齢的に彼女しかあり得なかったのだが)。

母子家庭の中で育つが、母親が開発した新種の青薔薇を盗もうと目論んだ人物らによる放火で母を喪い、自身も背中に大きな火傷を追ってしまう。親戚の家に引き取られてからもそのことが深いトラウマとなっており、火に対し強い苦手意識を持つようになってしまった。

ジゼルは母親が残したダイイングメッセージを元に犯人の1人である皇に接触、逆上した皇を防衛的に殺害してしまう。

その直後に高遠を目撃し、その高遠が腹違いの兄であることを知ってしまったことで殺人鬼に覚醒。彼をスケープゴートに利用することで復讐劇を決行した。

しかし高遠が呼んだ金田一の存在がジョーカーとなり、計画は失敗。捨て身の覚悟で薔薇十字館の爆破を図るも、先を読んだ高遠により阻止され、そのまま気絶。

恒例となる事件解決後の金田一と犯人の面会もないまま、事件は高遠のルーツという謎を残して幕を閉じた。


余談だが担当声優の沢城みゆき女史と言えば、ローゼンメイデン真紅役を担当した声優である。ローゼンクロイツという肩書きの犯人の担当となったのは、スタッフによる策略か、はたまた運命の悪戯なのか。


関連イラスト

薔薇きょうだい高遠兄妹

薔薇兄妹


関連項目

金田一少年の事件簿 高遠遙一 ゴシックロリィタ

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