他の用例はクリミアの項目を参照。
概要
北極海に面しているため海岸線のかなりの部分が冬になると凍結し、船を出せなくなるロシアにとって最も近い不凍港であり外海への出口であり、クリミア半島の確保は帝政ロシア時代からの悲願であり通商・軍事の生命線であった。実際、1683年以降ロシアは何度もこの半島を目的に軍事行動を行っている。
1955年、ソビエト連邦内でロシア・ソビエト連邦社会主義共和国からウクライナ・ソビエト社会主義共和国へ移管され、1991年のソ連崩壊に際してはそのまま独立したウクライナに継承された。
一時対立はあったが1992年にクリミア自治共和国が設置され、小康を保っていた。
2014年2月、ウクライナでの政変をきっかけに帰属問題が再燃。実質上ロシア側の支配下におかれ、3月にはロシアへの編入条約を締結した。(※ただし、3月21日現在ウクライナや日本を含む主要先進国は承認していない)
半島南西部のセヴァストポリ市はロシア黒海艦隊の拠点でもあり、ウクライナからロシアが租借していた。
後に政治家の鳩山由紀夫、一水会の木村三浩、高野猛等がクリミアを訪問し、クリミア半島は伊豆半島に似ていると報告した。
関連タグ
ナタリア・ポクロンスカヤ:2014年3月にクリミア検事総長に就任した女性。