概要
人類が誕生する遙か太古(約3億年前)、先住種族として地球を支配していた「巨大昆虫」が両生類・爬虫類との種族抗争の果てにその座を負われ大半は滅びたが僅かに生き残り、知能を備えて進化した種族で、日本にいるカスペ達種族はその末裔たちである。
幼体はカブト虫などの普通の昆虫の姿をしているが、成体になると人型になる。
ただし、カムペは幼いながらも人型に代わる事が可能だが、力が弱く、本来の力を発揮出来ない。
人型から巨大な姿など、様々な姿をしており、黒い霧を発生させる能力を持ち、タルタロス蟲人以外の者が霧の中へ入る事ができない。
人吉孫竹博士が戦前に南米で“ 巨大昆虫の墓場 “とでも言うべき夥しい死骸の山を発見、そこから人類が誕生する遙か太古(約3億年前)、地球を支配していた先住種族であることを知り、彼らを侵略者である事を断言した。
神化41年の東京などの各地に「黒い霧」が発生し、国会議事堂を「黒い霧」で包む込み、誰も入れずに占拠、救出に来た公共保安隊の超人を全滅させた。
公共保安隊が全滅した事で要請された超人課は孫竹博士が南米で見つけた“ 巨大昆虫の墓場 “の死骸の山から発見したウィルスが彼らにとって絶命的な効果があると推測、それを培養し、散布して死滅させる作戦を考えたが、唯一「黒い霧」の中に入り込める能力を持つ風郎太により「黒い霧」の中でウィルスを散布、死滅した。
真相
物語に関わるネタバレに含まれますので観覧の際に注意。
神話の時代の日本で人間と相互不可侵の契約を結び、奥深い原生林に数万の個体が密かに棲息していたが、長い間、制約を忘れ、現代の政治家が国有林を勝手に払い下げた事で、住処を失い、制約を破った政治家や女王であるカムペの救出の為に決起、国会議事堂を「黒い霧」で包む込んで占拠した事が事件の真相であった。
しかし、事情を知らない風郎太によりウィルスを散布され、カムペを残して全滅、カムペが最後の生き残りになってしまい、彼に復讐する事になった。