CV:中村繪里子
概要
一人称は「オイラ」。『こどものともだち』という通り名を持っている。
一見金髪クセ毛の小生意気そうな少年だが、その実人間にも妖怪にも分類されていない「オバケ」と呼ばれる謎の存在。
獣や虫、巨大ロボにまで変幻自在に大きさ・外見を変えられるため、外見的な老いとは無縁で年齢不詳。他にも風船のように膨らんで宙に浮かぶ、生物以外の物体をすり抜けるなどの能力を持っている。
特に変身能力は超人課の諜報活動に何かと重宝しており、子供の容姿を利用しての潜入捜査、虫に化けての偵察などに使用される。戦闘ではオオカミに成る事が多い。
オバケは彼の他にも一種族として成立する程度の個体数がいるらしく、「オバケは同族同士で化かし合ってはいけない」等の「オバケの法律」なるものも存在するという。妖怪アップダウンからは『人間の心から生まれた存在』と言及されており、本作において人間とは別系統の進化の道を辿った知性体とされている妖怪達の界隈では、オバケと混同視される事は侮辱に当たるらしい。
当初、超人課所属以前はある一家に居候していたがイタズラが過ぎて追い出されてしまい、子どもたちと戯れながら自分の能力を愉快ないたずらに使うなどして、あちこちを気の向くままに流離っていた。「黒い霧」事件をきっかけに爾朗達超人課の存在を知り、その活動に興味を持つと自ら押しかけ気味に参入した。爾朗が本当は普通の人間ではない事には、出会った当初からうすうす気づいていた模様。
可愛い女子を見るとすぐ熱を上げる惚れっぽい性格で、輝子とは初めての出会いで一目惚れし、彼女も『超人』の一人であることから親近感を抱いている。「びっくりしたなーもー」「モーレツ」「ゲバるぞ!」等すぐ当時のスラングを口走るミーハーな所があり、あまり物事を深く考えないが、根は純粋で人の良心を信じている。爾朗が風郎太の超人課参入に賛成票を入れたのも、「超人課は良い超人を守る良い組織」「オイラだっていい事がしたい」と語る彼の純粋さを、超人を守るという己の信念を忘れないための道標としてとても大切だと感じ、頼りにしているからであり、超人課を抜けた後もその思いは変わっていない。
神化44年
神化44年後半、かつての無邪気さはなりを潜め、真面目な表情でいることが多くなっており、服装も
シャツにサスペンダー半ズボンから青いツナギっぽい服に変わっている。
超人課メンバーとして、輝子と共に爾朗を追っていた。
超人課を抜けた爾朗に敵意を抱いていたが、神化48年にかつての「黒い霧」事件の最中知り合ったタルタロス蟲人の王女カムペと再会。同胞の仇を取ろうと自分を襲撃する彼女を制止する爾朗から、カムペがタルタロス蟲人最後の生き残りであることを聞かされ、自身がしでかした取り返しのつかない所業と、「いつまでも子供の貴方とはもう友達になれない」とカムペが告げた別れの言葉に衝撃を受け、「自分だって大人になりたい」と爾朗に嘆きをこぼした。
また、畑山・森野家の次女ワカバから「貴方よりズッとおばあちゃんなのよ」と告げられた時は愕然としていた。
余談
ちなみに、アニメ・ゲーム・声優専門ラジオ音泉で、星野輝子役の上坂すみれと風郎太役の中村繪里子がパーソナリティを務める
「コンクリート・レボレディオ」が好評配信中である。
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