ブリッツェン

ぶりっつぇん

ブリッツェンとは、ドイツ語で雷という意味である。

ドイツ語で「雷」を意味する言葉。

及び、サンタクロースのソリを引く八頭のトナカイの内の一頭の名前。

曖昧さ回避

「このトナカイはブリッツェンっていうんです。私共々お願いしますぅ～」

イヴ・サンタクロースと一緒にいるトナカイ。

イヴがカードイラストに登場するときは、必ずブリッツェンも登場している。

比較的リアル寄りの絵柄のものが多いモバマス動物勢の中では珍しく、強いデフォルメがされており、常に舌を出して鼻水を垂らしたアホ面が特徴。

［聖夜の使者］版イヴ・サンタクロースのイラストにて、身ぐるみを剥がされたイヴに抱き着かれた状態で登場。

＋版ではイヴを背中に載せて、プレゼントを満載したソリを引いている。

［渚のマーメイド］版イヴ・サンタクロースのイラストでは夏の浜辺をイヴと駆け回っているが、暑さゆえに顔色が悪く干からびかけている。

＋版では、素潜りで海中でソリを引いて泳いだ姿が見られ、干からびかけた体も海水を吸ってふかふかに膨らんでいる。…主人同様どうにも謎の多い存在である。

ほか、［聖夜のプレゼント］小日向美穂のイラストにてイヴと共に窓から美穂を見守っていたり、［渚の天使］神崎蘭子の背景でイヴと共に見切れていたりしている。

［ハッピー☆クリスマス］城ヶ崎莉嘉では主人を差し置いて登場。名前を「ブリっちゃん」と間違われている。なぜ莉嘉と組んでいるのかは不明だが，彼女曰く「借りてきた」らしい。

なお、その後劇場104話でも何故かスペインで氏家むつみと行動している姿が描かれており、どうやら頻繁に貸し出されている模様。それでいいのかサンタクロース。

TVアニメ第6話においても、ダンボール箱の絵柄（おそらく運送会社のもの）としてまさかの登場。世間一般ではどういう扱いになっているのか。ご主人様の登場はまだない。

スターライトステージではクリスマス期間特別仕様の3Dステージのオブジェに起用。ここでも主人に先んじての登場となった。

実は元ネタがある。

1823年に発表された『サンタクロースが来た』という英語の詩の中で、サンタが橇をひく八頭のトナカイに呼びかける描写があるのだがその名前が

「ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、コメット、キューピッド、ドナー」

そして「ブリッツェン」である。

この詩は「トナカイの引く橇に乗ってプレゼントを配るサンタクロース」というイメージの原型になったといわれる。

因みにそれ以前はロバや馬が引く橇に乗ったいかめしい聖ニコラス、というイメージが強かったそうだ。

更に余談だがオスのトナカイは冬場になると角が落ちる為、サンタクロースのトナカイは生物学的にメス、あるいは去勢されたオスではないかと言われることがある。