パーカー松
ぱーかーまつ
パーカー松とは『おそ松くん』およびその派生作品に登場する六つ子のうち、長男である松野おそ松および四男である松野一松のコンビ名である。
由来は『おそ松さん』のPVなどでスーツ以外の服としてパーカーを着ていることが最も多い二人であることから。
非公式の呼称である。
関係性
『おそ松くん』と『おそ松さん』で違いがあるがここでは両方紹介する
おそ松くん
漫画では直接コンビとして行動するよりは、別のグループとして対立していることが多く見られる。また、おそ松がみんなのお金で買った焼き芋を勝手に全部トト子ちゃんにあげてしまうなど自己中心的な行動を取った時は、一松がそれを咎める姿も見られた。真面目な気質の一松にしてみると、がめつくていい加減なおそ松は長男ではあるものの、信用しづらく頼れない存在なのかもしれない。そうであったとしてもおそ松は全く気にしていないのだろうが。
一方で、この二人の関係性の深さを思わせるエピソードもある。おそ松が無人島で遭難した回において有名なのはアノニェー状態のチョロ松であるが、一松は寝たきり状態となっている。少し衝突しやすい彼らなりに、何か絆とでも呼べるものがあったと考えることもできるかもしれない。
おそ松さん
おそ松は小学生のときと変わらず、がめつく自己中心的な側面を持つ青年である一方で、一松は卑屈ともいえるほど自己評価が低い青年に育った。
公式サイトで「マイペース」と紹介されていたとおり、アニメ化に関しても「馬鹿なの?」と冷めた回答をし、兄弟のなかでも独自路線を貫く一松であるが、小学生の頃と変わらないテンションであるおそ松なら、そんな弟をいい意味でトラブルに巻き込むであろう。
アニメ第二話では、町で一松を見かけたおそ松があとをつけていくと、一松が路地裏に入り猫を構いだすシーンがある。
その様子をおそ松は「かわいいところあるな」と見ていたらなぜか一松が猫に変貌した。
一松が猫になることを、おそ松は二十数年間一緒にいて全く知らなかったらしいが……気付くほうが難しい。
上記の言い方ではあるが、一松は今の所長男から唯一可愛いと言われた弟である。
またおそ松は「一松の事が一番心配」とも発言しており、弟のなかではなかなか可愛がっている様子である。
これに対してカラ松のようにつかみかかったりせず大人しくしているところからしてどうやらまんざらでもない様子である。同じクズ同士と認識しているから気が楽なのか、甘えているのかは不明だが…。
ただ、兄3人のなかでは1番慕っている一面がみえる。
(チョロ松のツッコミには反応せず、スルー。カラ松に到っては掴みかかるなどしているがおそ松に対してはいまのところないため)
5話ではからかわれたり、あえてキツイ言葉をかけられてもキレることはなく(後者は睨みつけたはつけたが逆に目を逸らさずに見つめ返された)比較的大人しく従っている。
また猫に対する暴言を本心からではないと読み取られているなど、どうやら一松はおそ松にはある種のかなわない相手と認識している可能性がある。
9話冒頭ではなぜか雪だるまの中からおそ松と一松が現れ、通りすがりのハタ坊の前でデリバリーコント「本当は気まずい鶴の恩返し」を披露した(しかし最終的に肝心のハタ坊はコントを見ておらず、雪だるまを作っていた)。
また十四松の恋のときや、クリスマスのときなどに、おそ松は全く臆す事なく一松に頼み事をしており対する一松も文句を言う事なく無視する事もなく返事をし従っているため
やはりそれなりには頼っている様子
意外にも力関係と主従関係はしっかりあり機能している様子。
公式グッズのアクリル2連ストラップではこの二人がセット。
エスパーニャンコの話の後では余計な詮索をしてしまいそうである。