ナウラ三姉妹とは
SEGAのゲーム「ファンタシースターシリーズ」に登場するキャラクター。
各地の洞窟や雪原、遺跡などにあらわれては、冒険者に自慢のケーキを販売している。
ナウラのケーキ屋・繁盛奮闘記
- SEGAがケーキ屋を作るとこうなる
出自は、シリーズの元祖となった「ファンタシースター」にあったダンジョン「ナウラの洞窟」の奥に店を構えるケーキ屋である。出店第1号となるこの店で買えるケーキはイベントアイテムで、これがないとゲームが進まないため、すべてのプレーヤーがモンスターをかき分けながらケーキ屋を目指すことになる。
見つけたときに店員がいう『こんなところに おみせが あって ごめんなさい。』のキャッチフレーズは当時からである。…ただしこの頃の店員は三姉妹ではなく、ヒゲ面のおっさんだった。
- ケーキ屋は、1人じゃない
続編「ファンタシースター千年紀の終わりに(シリーズ4作目)」においてもケーキ屋が登場。しかしこちらはダンジョンではなく、街の裏の地下でひっそりと営業している。店員数は二人になり上記のキャッチフレーズを言う売り子とケーキ職人が分担されている。
- 3人で営む、進化したケーキ屋
三姉妹となったのは「ファンタシースターオンライン」から。オンラインゲームとなったことでイベント実装当初は発見が難しかったらしく、数多のケーキ屋探しハムスターが出たとか出ないとか。
クエストには迷子になった三女を探すものや期間限定のものでハロウィン・バレンタインデーなどが登場し、多くのプレーヤーたちへの宣伝に成功。これ以降ケーキ屋の店員は三姉妹で定着していくこととなった。
それに続いた「ファンタシースターユニバース」「ファンタシースターポータブル」においても登場したが、ここまで述べたシリーズでは固有のグラフィックは与えられず、容姿も三人共通であった。
- 来て! 見て! 買って! みんなをつなげるケーキ屋
転機が訪れたのはポータブル1・2の間に発売された「ファンタシースターゼロ」。この作品において三姉妹はそれぞれ固有のグラフィックを与えられ、明確なキャラクター付けもなされた。キャラクターデザインは、ファンタシースターオンラインからイラストを務めた水野暁一氏が手がけ、スタッフや水野氏によって最終決定されたデザインが、窪岡俊之氏(代表作:アイドルマスター)によって描かれた。
- 終わりなきケーキ屋を、今ふたたび。
現在PC版が稼働中の「ファンタシースターオンライン2」ではこのファンタシースターゼロの容姿を引き継いだデザインと性格で登場。また移動式店舗に近づいた際にBGMが流れるようになり、その曲もファンタシースターゼロのBGMである"Friendly Chatting"が採用された(ちなみにSE扱いとなっており、BGMの音量をゼロにしても聴ける)。相も変わらずケーキ販売に命をかけているようである。
2012年11月21日まで催されたハロウィン期間キャンペーン内で、緊急クエスト「トリックオアトリート」に登場。ハロウィン用衣装に身を包み、限定メニュー「パンプキンパイ」を販売。現在は通常営業に戻っている。
担当声優は井口裕香女史。
三姉妹のキャラクター
- ナウラ長女
「…いいからケーキ買って」
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赤いドレスと両編みヘアーが特徴。店内ではケーキ作りの主任者をしている。
思ったことを歯に衣着せぬ物言いでストレートに投げつけてしまう不器用な女の子。ついでに客にホールケーキも投げる(ファンタシースターゼロ)。
口調も態度もぶっきらぼうでキツイ印象を受けるが、妹思いの良いお姉さん(ナウラ次女談)らしい。
- ナウラ次女
「はうっ、怒ってます?怒ってますよね? すみませんすみません!!」
青いドレスとロールヘアーが特徴。店内では商品の販売業務の主任者である。
丁寧だがふわふわしたしゃべり方で頼りない雰囲気の彼女だが、三姉妹の中では一番しっかりしていて、事を荒立てがちな姉と、天真爛漫アホの子な妹のフォローにいつもバタバタしている。
- ナウラ三女
「きっとあなたがわたしの運命の人!!」
黄色いドレスと茶色の髪が特徴。店内では呼び込み宣伝やラッピングの主任者らしい。
惚れっぽい性格で、少しでも気に入る部分がある人物を見つけると、ケーキ屋業務を放り出して、フィールドまで追いかけていってしまう。しかし忘れっぽいので追いかける途中で相手の顔を忘れてたどり着けないらしく、なかなか運命の人とは巡り会えないようだ。迷子になるのはいつも彼女である。