エリみほ
えりみほ
概要
エリみほとは大洗女子学園戦車道チーム隊長である西住みほと黒森峰女学園副隊長である逸見エリカのカップリングである。
アニメでの絡みは少ないのが、ドラマCDや小説版、コミック版では浅からぬ因縁が所々描かれており過去に何かがあったのだろうと匂わせる描写が多々ある。
同学年であり、元副隊長と現副隊長。おまけに『MCあくしず』のインタビューによれば、憧れの隊長と完璧な連携を取れるみほの存在は、かつてのエリカにとって羨望の的であったという。
憶測に過ぎないが、本編のみほに対する当たりの強さも過去に何かがあるのだとすれば納得がいく。
エリカはみほに対し口がキツく嫌っていると思われそうだが、黒森峰を逃げたことこそ責めても、全国高校戦車道大会でチームメイトを助けに行った判断は一言も責めては居ないのである。
上述したインタビューにおいても、試合中の行動については、「勝敗はともかく」「過ぎたことを愚痴っても仕方がない」と、軽く流している。
アニメや劇場版では、ライバル校も含め殆どがみほに対して好意的であるのにもかかわらず、唯一人キツくあたり続けるところに何かを感じ取ってしまうのかもしれない。
二人とも、大洗と黒森峰の次期隊長ということもあり百合CPという訳ではなく、純粋なライバル関係にあたるともいえる。
あと身長が1cm違いである。
アニメにて
アニメ本編での西住みほと逸見エリカの関わりはあまり多くは無い。
本編で二人が最初に顔を合わせたのは戦車喫茶にて偶然鉢合わせたときのこと。
エリカは出会うや否や
「副隊長? ……あぁ、元、でしたね」
と、言葉を漏らす。嫌味を込めてそう言ったのか、思わず副隊長と呼んでしまったのかは不明であり邪推を働かせてしまう場面である。
その後も特に会話らしい会話も無く精々が一言二言交わすのみである。
だが、最終話の西住姉妹が一騎打ちをする場面で、必死の形相で焦りを表に出すあたり、逸見エリカは人格はどうあれ西住みほの戦車道についての実力は認めていたと思われる。
アニメ以外でのエリみほ
ドラマCD
ドラマCDは本編の穴埋めであったり、後日談であったりする場合が多い。
西住みほと逸見エリカが会話をするのはドラマCDの第三弾にあたる『あんこうチーム訪問します!』である。
あんこうチームのそれぞれが各ライバル校に訪れるという内容になっており、みほは黒森峰を訪れる。
その際にエリカと会話をするのだが
「エリ……逸見さん」
と名前から苗字に呼びなおす場面があり、過去には名前で呼んでいたことを匂わせる。
ライバルとしての立ち位置は確かであり、練習試合をする約束等をちゃっかりと取り付けていた。
コミック版
コミック版では逸見エリカがヘリで大洗に訪れ、みほを糾弾しにくるという一場面がある。
アニメ版では少なかった黒森峰の描写が追加されている。エリカは戦車道を止めたはずのみほが大洗で再び戦車道をしているのを知り「私がどんな気持ちだったか!」と怒りを顕にする。
事件で黒森峰を去ったことは仕方ないと納得していたが、止めたと思った副隊長がいきなり敵チームを率い、なんとか建て直した黒森峰戦車道チームに皹をいれるのだからエリカの怒りはご尤もと言えるかもしれない。
小説版
小説版では昨年のプラウダとの決勝戦で川に落ちた車両に乗っていたという設定なっており、みほが戦車道を止めた原因であると大きな負い目を持っていた。
決勝戦の後、抱えていたものを吐露し、泣き崩れていたところをみほに抱かれる場面も。
エリカの言う「戦車道を止めないでくれてよかった」とはずっと言いたかった言葉なのかもしれない。
その他
『ガールズ&パンツァー』のスピンオフ漫画作品である『もっとらぶらぶ作戦です!』ではエリカとみほが(色々とありながら)手を繋いで街中を(実質的に)デートする話があったりする。
アンソロジーでも割合絡みが多く、side:黒森峰はエリみほが気になる方には一見の価値はあるでしょう。