概要
西住流戦車道の名家の生まれだが、戦車道へのトラウマからそれに反発して、黒森峰女学園から大洗女子学園へと転校してきた。しかし、生徒会から戦車道を強要され一度は拒否するものの、後に自分自身の意思で戦車に乗ることを決意する。主役戦車とも言えるIV号戦車の車長を務め、同時に戦車道経験者としての実績を買われて大洗女子学園戦車道チームの隊長を兼務するようになる。
西住まほは、かつてみほが在籍していた黒森峰女学園の隊長である。
西住流戦車道の後継者として頭角を現しており、高校生大会ではMVPに選ばれたり、メディアに国際強化選手として取り上げられたりするほどの有名人である。妹のみほに対しては、当初戦車道から逃げ出したとして冷たい態度を取っていたが、母西住しほからの追及に対して、みほを庇うともとれる言動をしており、妹のことを気に掛けているようである。
そして決勝戦では姉妹が相見えることになり、まほは西住流の名に懸けて、みほは仲間と学園のために両者がぶつかることになる。終盤では一騎打ちを繰り広げて、互角の戦いをしていた。
そして、勝利を手にしたのはみほ達大洗女子チームであった。
試合後は、みほはまほの元へ訪れる。そして、彼女からみほの実力とチームの勝利を称えられ、握手を交わす。その時のまほは、今までのようなキツイ顔ではなく、とても穏やかで優しい笑みを浮かべており、姉妹は無事に和解した。
『劇場版』では、みほとまほの姉妹の絆も描かれている。さらに、姉妹の幼少期の回想シーンもある。
大学選抜チーム戦では、絶望的な戦力差と殲滅戦ルールで窮地に立たされた大洗チームを各高校戦車道強豪チームが集結する中、まほ率いる黒森峰チームは一番乗りで駆け付けた。
試合では、みほが大洗連合チームの隊長を務めると、まほはみほの補佐や励ましをするという実質的な副隊長としての役目を担っている。
試合終盤では初の姉妹の共闘が描かれ、アイコンタクトとハンドサインだけで完璧なコンビネーションを見せて、島田愛里寿と互角の死闘を繰り広げる。
そして、最後はみほの捨て身の攻撃で愛里寿を撃破し、見事勝利を手にすることが出来た。
エンディングでは二人は仲良く談笑し、途中でまほは急に思い詰めた様子でみほに何か尋ねたが、みほがそれに答えた後は笑みに戻っているなど、何を話していたのか不明のまま終わる。