概要
三体確認されている「タイタン」と呼ばれる個体の一。かつて次元ゼンディカーに他のタイタン、そして「血族」たちと共に襲来したが、三人のプレインズウォーカーの手で封印された。
封印後、エルドラージの記憶が薄まるにつれ、タイタン個体たちは、ゼンディカーの住人たちが崇める神々に姿を変えた。
エムラクールはゼンディカーマーフォークの崇める空の女神エメリア(エム)とコーの崇める風の女神カムサの元型であり、未知の力によって重力を歪め大地から浮かび上がっている。
エムラクールと血族
エルドラージの中でも最大でもっとも恐るべきものである。デカい。とにかくデカい。
それは具現化した荒廃であり、そびえ立つ場所には静寂の恐怖が巻き起こる。それは感情や物質を超えた虚無の霊気であり、それのみが恐怖を成している。
ストーリーにおいても、それまで数多のエルドラージ相手に善戦してきたギデオン・ジュラでさえ、エムラクールを見てその強大さに絶望している。
エムラクールの血族達は深い青と皮のような黄土色と鮮明なマゼンダを混ぜ合わせた異世界の色彩を身に帯びている。この奇怪な配色は多くのエルドラージにとっても普遍的で、かつての霊気的形態がゼンディカーの光を非自然的に反射していると考えられているがエムラクールの血族は特にその色彩が顕著である。
エムラクールの血族の落とし子は2本の小さな足で動き回り、そして親と同じように奇怪な色彩と格子状組織を持つ。
カード化
エムラクールのカードは現時点では引き裂かれし永劫、エムラクールのみ存在している。
パワー・タフネスが共に15という歴代最大のサイズを誇る。
それに加え、飛行、打ち消されない、有色呪文へのプロテクション、唱えた場合は追加ターン獲得、攻撃時に相手の場にあるカード6枚を墓地送りにする(滅殺6)、場から墓地に送られた場合は墓地ごとデッキに回収など強力すぎる能力がてんこ盛りになっている。
だがそれ故かマナコストも15という圧倒的な値を誇る。
唱えることさえできれば相当な支配力を持つが、それまでが厳しい。
だが、コストを踏み倒す手段や大量のマナを一気に生み出す手段を用いればうまく場に出す事が出来るだろう。
一度場に出してしまえば、その猛威を十分に振るうことが出来るはずだ。