―――この道路沿いの近所の人たちは、この現象のことをみんな知ってはいるが、誰も他人には話さない。
この道路沿いはそれがルールのようだ。
概要
単行本4巻から登場。正式な名称は六壁(むつかべ)遊歩道。
支倉高校に繋がる、150mくらいのカーブの歩道である。
ある人物が非業の死を遂げた場所でもあり、歩道の側には「ジョースター地蔵」が建っている。
一見何の変哲もない道だが、その名の通りカツアゲが頻繁に発生し、「デッドマンズ・カーブ」とも呼ばれる。
これは道路の周辺住民が、後述するスタンドの現象を理解したうえで地域ぐるみでカツアゲを行っていることから付いた名前である。
高校に向かうためにこの道路を通ろうとした東方定助と東方常秀に対し、住民たちが次々にカツアゲをしに迫ってくる。
定助と常秀の2人は互いに利用し合いながらも、逆にカネを「奪ってやる」という覚悟のもとで窮地を切り抜けた。
常秀のスタンド「ナット・キング・コール」は、この逆境のなかで初めて覚醒したものである。
スタンド「オータム・リーブス」
四足の軟体動物のようなスタンドで、道路に落ちているイチョウの葉の下に無数に潜んでいる。
本体は存在せず、単行本でも「スタンド使いは存在しない自然現象能力と考えられる」と説明されている。
「イチョウの葉を踏むと、踏んだ本人も気づかないほどのスピードで滑り、また元の位置にもどってくる」という現象を引き起こす。
滑るスピードは周りの人間でも視認できないほどで、スマホの動画で撮影することでやっと気づくことができるレベル。
周辺住民はこの現象を利用し、わざと私物に身体を当てさせて壊すことで「ゆすり」を行ったり、怪しい荷物の取引の際に容疑をおっかぶせたりした。
余談
「カツアゲロード」という地名は、作者の荒木飛呂彦が学生の時、学校の近くに実在した不良の溜まり場の通称が元ネタらしい。
荒木氏はこの場所で不良の先輩に絡まれた際、偶然同じ剣道部であったことから見逃され、その時に初めて「見えない力」というものの存在に気づいたという。
……やっぱりスタンド使いだこの人。
↓の記事等を参照