概要
(株)タカラ(現・タカラトミー)が1985年頃に発売した、カップ麺から人型ロボットに変形する
ギミックが特徴的なおもちゃである。また、複数の食品メーカーとタイアップして、その当時、
実際に発売されていた商品(赤いきつね、緑のたぬき等)をモチーフにしているのも一つの
特徴である。ちなみにテレコマ戦士の「テレコマ」とは「テレビコマーシャル」の略とのこと。
シリーズが進むにつれて、どんぶりだけではなく「日清カップヌードル」等のカップから変形する
「カップマン」、スナック菓子が変形する「スナックマン」、缶ジュースが変形する「ドリンクマン」
が登場。さらにはテレコマ戦士を特集していた雑誌「てれびくん」を出版している小学館と
タイアップして、同社の雑誌(コロコロコミック等)が変形する「ブックマン」も発売された。
(ちなみにその「てれびくん」では、金・銀メッキや、ボディにてれびくんの表紙がプリントされた
特製品カップマンが読者プレゼントで登場していて、その事からも当時の人気の高さがうかがえる)
またメディア展開として、小学館の学年誌やてれびくんで、複数の漫画家の手によってコミカライズ
もされている。
余談
最終的に、この玩具シリーズは約55種類発売されて展開終了。その数年後の1993年に、なんとタカラ
から一部が食玩でリメイクされ、組み立てモデルとして発売された(金型は玩具版の流用と思われる。また
リメイクに際して、どんぶりマンはそのままだが、カップマンはヌードルマン、ドリンクマンはドリンクCAN
と名称が変更された)。
食品モチーフの玩具が、食玩としてリメイクされ食品売り場に並ぶ事になるとは、何とも不思議な縁である。