玉将とは将棋の駒の一つであり大駒。対戦の勝敗が決まる最重要の駒である。
概要
王将とも呼ばれ、今日ではそちらの方が知られているが、どちらでも間違いではなく、1Pか2Pかという違いである。
上位者が「王将」を使い、下位者が「玉将」を使うのが慣例となっている。棋力がおなじくらいなら年上の人が「王将」、年下の人が「玉将」である。将棋の本では両者とも「玉将」で解説している。
家来でいちばん偉い金将とおなじく成ることが不可能(もちろん駒の裏にはなにも書かれていない)。
文字通り、チェスで言うところの「キング」に相当し、これを取られない限り基本的に負けることは無い(反則行為や時間切れなどによる負けを除く)。
(細かく言うと、将棋は王を取るのではなく相手を詰ませる事が目的であるため、実際には取られる前の詰みになった時点で勝負は終了する)
周囲一マスのどこにでも動くことができる。
玉将も相手の玉将をとることはできるが、玉将が直接「王手」することはできない(反則)。
また、「王手!」と宣言する必要もない。王手をして相手が気づかずに対処しなかったらその人の反則負けだ。そしたら相手の玉を取る必要はないので、反則だということを伝えよう。「王手なんて言ってないじゃん」と言われたら、優しく教えてあげよう。