概要
1.日常用語で、自分以外の他者に対して良い結果へと導こうとする気持ちや行為のこと。
2.法律用語で、『ある事実の存在を知らない』という意味の言葉。
「善」という文字が使われているが、道徳的な意味の善悪の概念は存在しない。
例えば、ある事実を知らなかったがために不法行為に及んでしまったが、
その事実を知り得ないことに対して落ち度が無かったと認められるときに
「善意無過失」という言葉が使われる。
1.2とも対義語となる言葉は「悪意」である。
ただし、「地獄への道は善意で舗装されている」と言って、自身の正義感に基づいて良かれと思って行う行為(1.の善意)であっても、状況を完全に把握しておらず(2.の善意)、逆効果になってしまう事も無きにしも非ずである。