ドアマース(Dormarth)はケルト神話に登場する神話的存在(犬)。名の意味は「死の扉(Death's Door)」。
その名が示す通り死の世界への入口に立つ番犬として語られ、飼い主として疫病の母神“カリアッハ(Caillech)”や“グウィン・アプ・ニズ(Gwyn ap Nudd)”の名が挙げられる。
特にグウィンに関してはドアマースを自慢する詩が存在し、またドアマースを血色の良い鼻の犬と表現する資料もある。
葛葉ライドウシリーズのドアマース
小説「デビルサマナー葛葉ライドウ対死人驛使」(蕪木統文著)に登場する悪魔で、ゲーム本作には登場しない。
白黒の毛並みに、西洋兜風のバイザーと棘の付いた鋼の首輪を備える女性的な体躯の悪魔。
ゴウトを「猫魔」と呼ぶように気位が高いが、ライドウを強く慕っている。ライドウに褒められても表面上は反発する様な態度を取るが無意識のうちに尾を振って喜びを表現し、デビルサマナーと仲魔の垣根を越えた愛情すら抱いている。
戦闘では高い身体能力を利した前衛での白兵戦やライドウの援護を行い、また『スタンハウリング』という相手の魔法詠唱をかき消す特殊な技能を持つ。