概要
『艦隊これくしょん』の時代背景は定かではないが、海軍だけあってセーラー服をアレンジした姿の艦娘が多い。また、艤装の装着を考慮した金具が付いていたり薄着であったり、体のラインが浮き出る扇情的な服装の艦娘も少なくない。
「私服艦娘」は、そんな艦娘に現代風な洋服(私服)を着せてみたイラストである。ユーザーの、艦娘は常日頃ずっとゲーム中のような格好でいるのかという疑問や考察、想像から生み出された物と言えるだろう。ゲーム中で表されている姿を変身した仮面ライダーや戦隊モノのヒーローのような「戦闘装備」として捉え、それに対するいつもの私生活の服と考えると分かりやすいかもしれない。
なお、ゲームにおける「解体」の解釈に「艦娘の武装を解除しているだけ」という説もささやかれている。この場合「解体された艦娘は普通の女の子に戻る」ということになり、「私服艦娘」は引退後の艦娘の姿の一つと捉えることもできる。
その他、メイド服やサンタコス、バニーガールなど、特定職業の仕事着であり、本来なら私服といえないような格好にも便宜上「私服艦娘」のタグがつけられている。最も重要なのは「武装をしていない」という部分であり、いわゆる「オフ」という雰囲気なのかもしれない。なお、アイドルのお仕事としてサンタコスをしたクリスマス那珂ちゃんは、「お仕事中のため」武装がちゃんとある。
また、アニメ版においては吹雪、睦月、夕立の寝間着姿が描かれ、第8話の様々な艦娘の水着姿もこれに該当すると言える。
さらに、雑誌等のメディアミックスにおける艦これ絵師の描き下ろしイラストやコミカライズ等においても、普段と違う服装の艦娘が時折描かれる。例えばローソンのキャンペーンでは普段の薄着は何処へやら、暖かそうな冬のコートに身を包んだ阿賀野型四姉妹の姿がクリアファイル用に、コニシ氏により描き下ろされた。