概要
インディアナポリスに本拠地を置くMLB球団で、主人公の茂野吾郎が所属する。傘下にメンフィス・バッツが存在する。
吾郎のメジャー1年目時点では万年最下位争いを繰り広げており、アメリカン・リーグ(アニメではノーザンリーグ)の不良債権などと言われていた。しかし吾郎を始めジェフ・キーン、マイク・マードックらの加入・活躍により25年ぶりの地区優勝を果たす。その後ワールドシリーズにも進出するが、吾郎や守護神のリチャード・ワッツの離脱が響き、テキサス・レイダースに敗北する(アニメではプレーオフでアナハイム・サーモンズに敗北)。
その8年後、雪辱をかけてジョー・ギブソン監督が率いるレイダースとワールドシリーズで再び激突。4勝3敗で勝利し、世界一に輝いた。
所属選手
投手
左投右打、背番号56。
詳細は本人の項目を参照。
右投右打。背番号14。
ホーネッツの守護神。
キーン曰くホーネッツ一筋で投げてきたベテランらしいが、マイナー時代にはセントルイスのチームにいたとは本人の談。8年後には監督になっている。
- ロサリオ
右投右打。背番号29。
ホーネッツのエース投手…なのだが出番はあまりない。
シーズン終盤のミネソタ・コヨーテスとの大一番では5回まで無失点に抑えるも6回にシルヴァから本塁打を浴び一気に崩れる。
- サリバン
リリーフ投手。シーズン序盤、吾郎がイップスに苦しんでいる時期に登場。その後は全く登場しないが、アニメではステーシーの「若手のギャザラとワンポイントのサリバンしか残ってない」というセリフの中でのみ登場する。
- ヘイガン
左投。
ホーネッツのリリーフエース。細目と太めの体系が特徴の黒人選手。
気迫のピッチングをした吾郎に応えようとするなど気骨のある性格。吾郎とワッツの離脱後はプレーオフで守護神を務めた。
- グリッソム
右投。
ヘイガンと並ぶホーネッツ中継ぎ陣の柱。鼻の下が伸びている白人選手。
シーズン終盤は酷使の影響でヘロヘロであり、滅多打ちに合うことが多かった。
- クラーク
右投。背番号50。
リリーフ投手。大一番のコヨーテス戦で登板するが、大差にも拘わらず暗黙のルールを破って盗塁をしたコヨーテスに怒りわざとデッドボールを与える。
- ベネディクト
右投。
リリーフ投手。大一番のコヨーテス戦でワッツの負傷降板後に登板し打者1人を打ち取る。
- ギャザラ
若手のリリーフ投手。コヨーテスとの大一番で血行障害で降板した吾郎の後を抑えた。
- ルーニー
左投。
ワンポイント投手なので恐らく左投げと思われる。ステーシーのセリフ中で登場するが、アニメではサリバンに差し替えられている。
- マット
バッツではエースを張っていたが、ホーネッツに昇格後は全く姿が見当たらずどうなったのか不明。
- ケサダ
バッツではマットとの先発二枚看板として活躍。バッツとホーネッツを行ったり来たりしており、アニメオリジナルでは吾郎のメジャー1年目にもロースター枠拡大で昇格してきていた。しかしブルペン総動員だった大一番のコヨーテス戦では登場しない。どこ行った。
- ジャックマン
8年後のワールドシリーズ編に登場したエース投手。レイダースとの最終戦に登板するが打ち込まれる。
- バスケス
8年後のワールドシリーズで登場した中継ぎ。最終戦に6番手で登板するも2失点。なお吾郎のバッツ時代にもバイパーズというチームに同名の投手が登場した。
- バーチ
8年後のワールドシリーズ編に登場したエース投手。ジャックマンもエースと呼ばれていたのでダブルエースなのかもしれない。1戦目、4戦目で先発し最終戦でも中継ぎとして登板。ブルペンが残っていないにもかかわらず、彼を次の回で打席が回る打順に入れたワッツの采配には疑問が残る。
- ロレンツ
8年後のワールドシリーズ編に登場した先発投手。最終戦でバーチの後に投げるが絶不調で危機に陥る。
- ケリガン
8年後のワールドシリーズ編に登場したワンポイント投手。最後までベンチに残っていた。上述のルーニーやサリバンと言いワンポイントを使わないチームである。
野手
- ジェフ・キーン
捕手。右投左打。背番号1。
緻密なデータ野球を掲げるドラフト1位のエリート捕手。ぶっきらぼうだが根はいい奴。ホーネッツの主力として長らく活躍するが、8年後にはレイダースに移籍しホーネッツの前に立ちはだかる。
- ケント
キーンの控え捕手で、彼が負傷欠場した際に出場。原作では数コマしか出番のない完全なモブだが、アニメではアイキャッチになった。
- マイク・マードック
一塁手。右投右打。背番号33。
シーズン途中から加入した長距離砲。成績はいいものの粗削りな打撃でチャンスに弱く、またトラブルメーカーなために様々なチームを渡り歩いてきた。かつてチームメイトに無実の罪を着せられた過去があり、そのせいで誰とも打ち解けようとしなかったが、吾郎とぶつかり合ううちにチームに心を開いき、やがてホーネッツに骨を埋める覚悟を決める。8年後のワールドシリーズでもクリーンナップを打っている。
- グリーン
一塁手。左投左打。背番号4。
マードックの加入前に5番を打っていたが、DL入りし姿を消す。原作では完全なモブだがアニメでは温厚なベテラン選手としてキャラ付けされており、自信を負傷させる原因となったダンストンに優勝の夢を託す。
- ロビンソン
二塁手。左投左打。背番号17。
下位打線を打つ黒人選手。アニメでは口の悪いムードメーカーとしてキャラ付けされている。強烈なスライディングでシルヴァを負傷させキーンに褒められていたが、勝つためとはいえそれがいいことなのかは意見の分かれるところ。
- ジェームズ
三塁手。右投右打。背番号8。
アニメではやたらとチームメイトに突っかかる面倒臭い性格となっている。
- ロイ
遊撃手。右投左打。背番号2。
吾郎のバッツ時代からのチームメイトで、イケメンの金髪白人。チームの切り込み隊長で打撃が大好き。守備ではエラーもするが好守備もする。8年後のワールドシリーズにも登場。
- ダンストン
左翼手。右投右打。背番号28→7。
落ち着いた性格の白人選手。バッツでは4番を打っており、バッツとホーネッツを行ったり来たりしていたが、吾郎のメジャー1年目に6番打者としてメジャーのレギュラーに定着。8年後のワールドシリーズでは4番になっている。
- パーカー
右翼手、指名打者。右投右打。背番号11。
4番を打つ黒人選手」。高い実力を誇り、アウトになるときも大体鋭い打球を放っている。寡黙な性格だが、アニメオリジナルではソフィアを吾郎に取られたと思い込み落ち込むお茶目な面も見せた。松尾よりも現実の松井に似ている気がしないでもない。
- ネルソン
中堅手。右投右打。背番号3。
ダイビングキャッチなどファインプレーの描写が多い。アニメでは坂口という日本人選手とのレギュラー争いに敗れホーネッツに移籍してきたという設定。
- チェコ
右翼手だが、三塁手として出場しているシーンもある。右投右打、背番号9。
アニメでは軽い感じの性格として描写されている。
- ケロッグ
二塁手。右投右打。背番号3。
吾郎のバッツ時代からのチームメイト。アニメでは誰よりもメジャーにこだわる性格となっており、ロースター枠拡大でメジャーに昇格するが家庭の事情で一時野球を引退。しかし吾郎の檄で発奮し再起を誓う。8年後のワールドシリーズでは見事メジャーに復帰しており、同期で仲良しのロイと再び二遊間を組んでいる。
- バトラー
三塁手。右投右打。背番号1。
吾郎のバッツ時代からのチームメイト。気性の荒い長距離砲。原作ではメジャーに定着したのは8年後のワールドシリーズの2年前だが、アニメでは3年前のスプリングトレーニングの時点でメジャーに昇格している。原作でもアニメでもメジャー昇格後はこれと言った活躍の描写はない。
- パトリック
右翼手。
8年後のワールドシリーズで3番を打つ。クリーンナップだが、ランナー二塁一塁での難しいバントも難なくこなしてしまう器用な選手。ちなみに吾郎のメジャー1年目にも同名の選手が敵チームで登場している。外見もどことなく似ており同一人物だったら面白い。
- オブライエン
中堅手。
8年後のワールドシリーズに登場。
- バートン
捕手。
キーンの移籍後、寿也と併用される予定だったが、寿也の長期離脱でシーズン中は殆ど彼が正捕手状態であった。
捕手。
とうとうアメリカまで吾郎を追いかけてきた。かつてメジャーで吾郎と対戦したいと言っていたが、結局はバッテリーを組みたいがために同じチームを選んだ。あのさぁ…。
首脳陣
- ステーシー
監督。目が細い。選手の思いを汲み取る采配をする。アニメ第5シリーズでは金髪だったが第6シリーズでは茶髪になっていた。なぜだ。
- トニー
投手コーチ。眠そうな目をした太めの黒人。ステーシーとの、太めの黒人と細身の白人のコンビはバッツのカーター監督とホリスターコーチを思わせる。
- 打撃コーチ
細身で口髭の生えた白人。移籍直後の不調なマードックに代打を出すよう進言した。トニーと違って名前がない。
- 8年後の投手コーチ
上述の打撃コーチと似た容姿だが、こっちは投手コーチなのでたぶん別人。
関係者
- サンダース
ブルペン捕手兼球団職員。バッツ時代の吾郎の恋女房だった。
- ラリー・ランス
ホーネッツのオーナー。金儲け主義でやや悪役気味に描かれているが、経営者としてはまぁ間違っちゃいない。
- GM
アニメでは原作よりも出番が多く、オープニングにも登場した。
- シュナイダー
ホーネッツのGM補佐。アニメでは存在を抹消された。
- ソフィア・リード
スポーツトレーナー。吾郎の生活態度の監視を行った。図らずも吾郎と薫のキューピッドになる。
- ファンの夫婦
出っ歯の旦那と肥満気味の女房からなる黒人夫婦で、ホーネッツの熱狂的なファン。吾郎がイップスでマイナー落ちした際にハッパをかけた。吾郎は彼らのことをずっと覚えており、イップスから復活した試合で、旦那のほうにサイン入りのウイニングボールを渡した。
8年後のワールドシリーズもきっちり観戦していた。