概要
横手第二中学校野球部。背番号6番、ポジションはショート。
打順は主に5番。新田東との再戦では3番に変更していた。
どちらかというと小柄で背中に蝶の形の痣がある。
横手野球部キャプテンの門脇秀吾とは幼馴染。彼からは「俊」と呼ばれ、家族ぐるみの付き合いがある。
他のメンバーからはおミズと呼ばれている。
人物
四字熟語や和歌をよく会話にはさむ。座右の銘は「テキトーに中途半端」で本気になることを嫌う。頑なに自身の本心をさらけ出さず常に飄々と振る舞う。
最も好きな野球の世界の一番近くに天才の門脇がいたことで、コンプレックスを抱くようになり、非常に擦れた性格の持ち主となる。
彼に対する複雑な感情に縛られることを良しとせず、無理やり決別するために、中学で野球を辞める決意を固める。
門脇と同じ「天才」である巧に対しては、当初は「姫さん」と呼称してからかい倒し、その本心を隠していた。
自身と同じ「天才」を身近に持った豪に対して は、その現実を突きつけて傷つけつつも、自らのことを踏まえて「原田(巧)から逃げたら後悔するぞ」と本音を覗かせた忠告を漏らす。
中学生であるが隠れて喫煙、飲酒をしている。
マヨネーズ料理が好きで、特に門脇の母親が作るマヨネーズコロッケが大好物。
パンにマヨネーズをかけてこんがり焼いたものと、美人の泣き顔ほど好きな物はないと公言する。
海音寺とは両校との試合に当たって参謀同士として電話などで心理戦を繰り広げるも、自らの本心を見抜いてくる上に、野球に対する熱い思いをまっすぐに伝えてくる彼に振り回される。高校生になった後も、その関係は続いてる様子。
ラスト・イニング
『バッテリー』のその後の物語『ラスト・イニング』では主人公を務め、瑞垣視点の話となっている。
瑞垣は野球をやめるため、野球部の無い進学校の城山高校に入学。
野球から離れていたが、阿藤に「うちのバッテリーを預ける」と言われ、横手野球部のコーチを頼まれる。
高校生となった彼のその後や心境、彼から見た門脇や巧らバッテリーのその後が描かれている。