スカール
サイボーグ009の登場人物。髑髏の意匠を施された特徴的な仮面を付けている。
平成アニメ版では若本規夫氏が声優を務めた。
「黒い幽霊団」(ブラックゴースト団)の最高幹部(平成アニメでバン・ボグートより階級が上であることが明らかになった)で、平成アニメ版では表向きの総帥である。
009同様の加速装置、腕部のニードル、口から発射する溶解液、さらに平成アニメ版ではプラズマ弾を発射できるなど、00ナンバーズを遥かに超える戦闘能力を持つサイボーグである(頭脳部分は頭部以外の場所に納められている)。
『地下帝国ヨミ』編で、真の総帥が鎮座している魔神像の中で009と対峙するが、009との勝負に固執し、魔神像の内部メカを壊し過ぎたことで総統に処刑されるという最期を迎える。
また、アニメ『スカルマン』では2代目スカルマンである隼人が「黒き幻影」による改造手術を受け、スカールを思わせる姿で「黒き幻影」の総統に就いている(声も手術後は若本氏に変わっている)。
人物
冷酷非情でブラックゴーストという組織を体現したかのような悪辣極まる人物である。性格も機械じみており、ブラックゴーストの運営のためなら部下であろうとも平然と切り捨ててしまう果断な男である。あらゆる戦場に対応し戦える改造兵士の開発を提唱し、ゼロゼロナンバーに始まるサイボーグ開発の音頭を取った立役者である。
彼はブラックゴーストに文字通り身体を捧げた存在であり、人間性のようなものは伺えない。009曰く”黒い幽霊団に操られているロボット”。
平成アニメ版では若本氏の怪演によってより”邪悪の権化”然としたキャラクターに進化した。
ただし、後のCDドラマ版ではやっぱりというかなんというか・・・・はっちゃけた若本氏の暴走によって壊れたキャラクターとなってしまっている。