皆城乙姫
みなしろつばき
アニメ『蒼穹のファフナー』のキャラクター。
CV:仲西環
概要
皆城総士の2つ下の妹で、竜宮島のコア。胎児の時に母が瀬戸内海ミールに同化されたことで、人でありフェストゥムでもある希少な「融合独立個体」として生まれた少女。
「ワルキューレの岩戸」の中で眠っていたが、島が人類軍に侵略された際に覚醒。外界に出て間もなく立上芹と出会い、初めての友達を得る。一方で人類軍基地で独り戦う真壁一騎に総士の傷の真相を伝え、彼に存在し続けるか否かを選択させた。
年不相応なほど包容力に溢れた母性的な人柄で、岩戸にいた頃から島の出来事を全て見通している。しかし、島の守り神である以上、(建前上は)公正であらねばならないため、島民の生活に干渉することはない。あったとしても内緒である。
兄を他の人間と同じように名前で呼んでいるが、彼との会話から本当は平凡な家族の営みを望んでいた節がある。また、人とフェストゥムの狭間で揺れる春日井甲洋には「生きること、やめたい? 私も、何度もそう思ったよ」と語りかけていた。
永遠と引き換えに3ヶ月間の人としての短い生を全うした乙姫は、「ここにいたい」と一度は涙を見せながらも、友人たちや母のように慕う遠見千鶴に見送られて岩戸に戻る。そして自らの死をもって島のミールに生命の循環を教えた。生まれ変わった2代目コアは、乙姫の記憶を継いだ別個の存在であり、芹によって「皆城織姫」と名付けられた。