概要
初登場はロックマン2。
横に大きく「E」と書かれた缶。
入手するとストックされ、任意のタイミングで武器チェンジ画面を開いて使う事ができ、使用すると体力を全回復することができる。
ステージの途中ならばライフエネルギーアイテムが置いてあったり雑魚が落としたりするが、そういったものが無いボス戦では唯一の体力回復方法であり、あらかじめ大量に持って挑めばゴリ押しでの撃破も可能。
設定上は大量の擬似太陽エネルギーが詰まっている缶。
池原しげと氏のコミカライズ版では中身が液体であり、ストローを刺して吸い出していたが、『スーパーアドベンチャーロックマン』ではバスターを缶に挿し込んで補給していた。
なお初出である『2』の時点では、説明書に「ライフエネルギーを全て回復する」と書かれているだけで、アイテム名は付いていなかった。
『2』と『3』では体力が満タンでも使おうとすると一個消費した扱いになる為注意が必要である。また、『2』ではゲームオーバーになると例えストックが残っていようが没収されて0個になってしまう。
『2』『ロックマンワールド2以降』『7』では最大4個までしかストックできない。それ以外のE缶が存在する作品では最大9個まで所持できる。パスワードで所持数が記録されない作品もある。
派生アイテム
M缶(ミステリー缶)
『5』に登場。1つしかストックできない。使用するとライフと全ての武器エネルギーが全快する。
既に全快の時に使用すると画面上のザコ敵が全滅し、1UPに変化する。携帯電話アプリ版『5』では1個以上所持できる仕様になっている。
1つでも所持していると、本来配置されている場所に配置されない。
なお『5』では使うとどんな効果が起きるか明確に説明されておらず、全快以外の使い方を知らないプレイヤーも多かった。『1』における全快アイテム「ヤシチ」を携行できるようになったアイテムといっていいだろう。
ミニE缶
『ワールド4』が初出。4つ集めると1つのE缶になる。ミニE缶のままでは使用できない。
W缶(ウェポン缶)
同じく『ワールド4』が初出。任意の武器エネルギー1つを満タンにする。4つまでストックできる。
『7』では一個につき全ての武器エネルギーが満タンになる。
S缶
やはり『ワールド4』が初出。M缶の特殊能力がない以外は同じくライフ・武器エネルギーが全快する。1つしかストックできない。S缶の能力を持ち、『1』の「ヤシチ」とほぼ同じタイプの取った瞬間に全快する「Sボール」が同じく存在する。
L缶
『ロックマン5』のイベント内に登場した演出用のアイテム。取った瞬間ライフが全回復する。
?缶
『ロックマン3』のステージ中にあるアイテム。取る事はできないが、破壊するとライフ・武器エネルギー(大小どちらか)・1UP・E缶のいずれかに変化する。
サブタンク
『ロックマンX』シリーズでのE缶に相当するシステム。自分で余剰のライフエネルギー(体力満タン状態でライフエネルギーを取得)をチャージしておき、いざと言う時に武器切り替えのメニュー画面で使って回復する。サブタンクそのものは使ってもなくならず、中身が空の状態に戻るだけ。武器エネルギーを貯蔵するウェポンサブタンクもある。
E缶と同じで使うと回復の余剰分も使い切って空になるが、作品によってはサブタンクに溜まった分だけ任意に使う事が可能。
サブタンクそのものはロックマンXから存在するが、作品によって入手方法や仕様、所持できる数等が異なる。
基本的にステージ中に隠されており、取得した段階で使えるようになる。(取得時のタンクは空)
X8ではメタルを集めて自分で開発することで使えるようになる。
コマンドミッションではLE(ライフエネルギー)を回復するアイテムとして登場。
100%を全回復の基準として、使用する%分LEを回復する。
本家と同じく使ってもサブタンクそのものはなくならないが、使った分のエネルギーは特定のアイテムやハンターベースで補給しなければならない。
ヤシチ(弥七)
カプコン作品における赤丸に白い風車が付いたアイテムだが、ロックマンシリーズではライフ・武器エネルギー全快アイテム。E缶の前身であるがストックはできない。
ロックマン10で復活したが、一部難易度でのみステージ中に出現するようになっている。
商品化
『ロックマン9』のWiiウェア配信を記念して、このアイテムを模した缶ジュース(スポーツドリンク)が発売されたことがある。