概要
ユーフレイトの川の位置する小王国バビリムの守護神で、愛と戦を司る女神。
かつてブルークリスタルロッドに悪魔ドルアーガを封印した当人である。
バビリム国を襲う受難に立ち向かうギルとカイを常に見守り、様々な助言を与えてくれる。
名前の由来はメソポタミア神話の性愛と戦の神、イシュタルから。
経歴
見守ってくれるだけで特に何もしない。
『カイの冒険』ではOPにてカイに勇気を身軽さに変えるティアラを与える。
またステージ間のデモにて助言を与えたり、攻略とは関係ないネタコメントを残したりする。
『ザ・ブルークリスタルロッド』では基本的に主人公たちの味方として登場するが、ストーリーによってはまるで違う役割を担うことになる。
『ドルアーガオンライン THE STORY OF AON』でもギルに黄金の鎧を授ける他、様々な場面で登場する。また、イナーナ姫というイシターに瓜二つ(大きな違いはイシターが金髪に対してイナーナ姫は銀髪)が登場する。
『namco×CAPCOM』ではノンプレイヤーキャラとして登場。
パーティ一行に様々な助言を与える。
それに加え、ワルキューレの主という設定も追加された。
余談
ドルアーガの塔本編ではギルが神に力を求めて祈った結果、神王アヌより黄金の鎧を授けられたという設定になっているのに対し、カイの冒険ではイシターがティアラ以外のろくな装備を授けてくれないことをネタにされることが多いが、それはバックストーリーや設定上れっきとした理由があってのことである。
イシターは戦の神としてかつてドルアーガをロッドに封じた当人であり、復活したドルアーガの魔手に苦しむを人々を何とか助けてあげたいと思っていた。
しかし、野望を満たすべく戦乱を巻き起こしたスーマール帝国や、帝国の侵略やドルアーガ復活による恐怖に怯えて神への心身を失い荒廃していく地上の人間たちを見て愛想をつかし、地上を見放してしまった神々の王アヌの意向には、イシターといえども逆らえなかった。
そのため、表立って動くことができないイシターがしてやれることは、巫女であるカイに魔法のティアラを授けることくらいだったのである。
(以上、SFC版『ザ・ブルークリスタルロッド』のOPより)
また、敵を延々回避しながら進むというゲームシステム上の仕様については
「イシターの巫女は戦うことを禁じられているため、ティアラの力で避けていく」と理由付けされている。
続編の「イシターの復活」やナムカプ本編とかではそんなタブーもなかったかのようにカイが戦いまくってるのだが、まあ気にすんな。