神父と悪魔
しんぷとあくま
二人の関係性
互いを「友人」と呼んでおり、旧知の間柄であった。
藤本獅郎がメフィスト・フェレスに奥村燐の保護を頼んでいることや、メフィスト1人だけを登録してある携帯を所持していることから、2人にはそれなりの繋がりがある様子。
原作1話目で藤本が魔神に憑依され燐を守るために自害した後、燐が件の携帯を用いてメフィストと連絡を取ったことで物語が大きく動き出す。
騎士團からは秘密裏に魔神の仔を生かした共謀者として認識されている。
上司と部下の関係でもあり、実質数十年の付き合いがあることが窺える。
双方ともに相手の名前を話題に出したり相手の存在を匂わす発言をするが、現時点では原作で2人が揃って登場したことは無い。(もとより1話目で死別しているため読者は過去回想を待つしかない)
TVアニメ版では2人揃って登場するが、アニメオリジナルストーリーなので原作とは別物。
2人の過去や思惑が物語の鍵を握っている節がある。
双方ともに燐と奥村雪男の後見人。
小説版第1弾ではメフィストが藤本に正月の餅代を貸し、それを弱味にしたうえで「今後も何かと物入りではないのか」と厄介な任務を押し付けた。
その際の藤本の携帯はメフィストからの着信音を某サメ映画BGMに設定してあることがわかる。
小説版第3弾では2人きりで任務にあたっている。
余談
藤本は聖騎士で神父。
世界で唯一、魔神に憑依されても耐え得ることができる存在として常に魔神に狙われていたが燐が覚醒するまで15年間、強靭な意志をもって阻止してきた。
メフィストは名誉騎士で虚無界第二権力者『時の王』(魔神の息子で燐の兄)。
弟や人間達のことを「駒扱い」したり「虫螻同然」と呼ぶ一方で、藤本のことは「友人」と呼び、自身の肉体を賭して物質界を守っている。