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「それでもダメな時は、祓魔師(おれ)の出番だ」

プロフィール

年齢51歳(享年)
肩書正十字騎士團 祓魔師/正十字教会 神父/祓魔塾 前・悪魔薬学1年生担当講師
取得称号聖騎士
誕生日5月10日
血液型AB型
身長177cm
体重62kg
趣味・特技エロ本集め、メガネの手入れ、いつでもどこでも早く寝られる
一日平均睡眠時間6時間
一日平均入浴時間20分
好きな食べ物おでん(特に大根)
好きな言葉親はなくとも子は育つ
好きな漫画のジャンルラブストーリー、感動ドラマ、社会派ドラマ
好きな音楽のジャンルたまに歌謡曲演歌を聴く程度
好きな異性のタイプ巨乳
好きな休日の過ごし方昼寝
今一番欲しいもの燐が壊したストーブを買い換えたかった
コンビニでよく買うものエロ本
夜眠れない時にすることとっておきの日本酒を開ける
CV安原義人(VOMIC)→藤原啓治(アニメ1期)/平田広明(アニメ2期以降)/浪川大輔(少年期)

概要

雪男の養父であり、南十字聖堂院の神父

お茶目で子どもっぽい性格で、二人の息子のことを想う優しい父親。

また、かつて世界でただ一人最強クラスの祓魔師に与えられる「聖騎士(パラディン)」の称号を得ていた人物。世界で唯一、魔神サタンに憑依されても耐え得る身体を持つとされていたため、サタンに狙われていたが、強靭な精神を持って耐えていたという。(普通の生き物はサタンの強い魔力に耐えられず、憑依した瞬間に身体が崩れてしまうらしい)

しかし、本編第一話にて、あることをきっかけにしてサタンに憑依されてしまい、燐に危害が加わることを避けるため自害した。

現・聖騎士であるアーサーからは、「最も相応しくない聖騎士だった」と蔑まれている。

だが、メフィストが「友人」と名乗ったり、暴走していたクロを武器無しで鎮めて使い魔としていたり、シュラの恩人にして師匠だったり、陰ながら過去の明陀宗の人々を救い勝呂達磨と知り合いだったりと、その交友関係と器の大きさは計り知れない。

日本支部の多くの祓魔師からも尊敬の念を抱かれている模様。

余談

原作ではレンズが透明の眼鏡を掛けているがアニメではレンズが茶色。

ネタバレ注意

上記の通り祓魔師としての高い実力がうかがえる人物ではあるが、祓魔師になる前の経歴祓魔師としての記録の一部は明らかではなかった。

しかし原作第84~86話にて、ライトニング竜士の調査により祓魔塾の前身アライサムとそれを隠れ蓑に存在していた研究施設十三號セクション、十三號セクションの研究内容が悪魔の王たちの肉体のクローンの大量生産・そして現在、啓明結社イルミナティが研究しているエリクサー元々は十三號セクションが研究していたことが判明。

さらに進み第88話、二人が十三號セクションより引き上げてきた資料の一つに『獅郎』という名前と彼の若い頃の写真により、彼がアザゼルのクローンであることが判明した。

そして第100話。雪男がイルミナティに参入したこと、彼から獅郎の過去を断片的に聞いたこと、そして今の自身の力がサタンに効かなかったという事実を経て、それまで自身や獅郎達の過去を知ろうとしなかったメフィストに「知りたい」と求めた。メフィストは過去に向かうための答えを呈示。彼らの隠された過去が明らかになった。

40年前

話は今より40年前、十三號セクションがエリクサー研究のために作り出したクローンの一人、『Az(アザゼル)群 験体番号So-004 獅郎』は頻繁にセクションを抜け出し、正十字学園町北 低価格住宅区域に隠れ家を作っていた。

ある日、家族を失ったホームレスの少女ユリ・エギンとの出会いを経た夜、アライサムの祓魔師に発見された獅郎は十三號セクションへ送還、悪魔を見ることができたユリはアライサムに収容された。

セクションに戻された獅郎はメフィストに呼び出された際、自身を候補生(エクスワイア)にするよう要求。メフィストもまた、彼の予想外の言動に興味を持ち、「一度でも悪魔の前に屈した時、メフィストのお願いを何でも一つ聞く」という条件のもと彼をAz群の候補生に推薦、無事彼は候補生になり、実験体としての務めも一年に一度になった。

十三號セクションが行っていたエリクサーの研究は、もはや鬼畜の所業と形容しても足りないほど悲惨なものだった。クローンたちはエリクサーの実験に使われ大半はすぐに死亡。運よく生き残ってもエリクサーの副作用か、実験環境による精神汚染か、人間性は破壊されるまさに地獄。こういった環境下で生きてきたためか獅郎の性格はこれまでの過去回想では想像できないほど鋭利になり、悪魔嫌い・破滅的性格になっていた。

祓魔師としての実力は候補生のころから高く、ある日の木霊人(エント)祓魔作戦の際には部隊で祓魔するところを、他の祓魔師を差し置きほぼ一人で仕留めるほどだった。

これほどの実力を有していながら、上記のトラブルメーカー気質が起因し、上一級祓魔師に叙任したのは候補生認定から4年以上後のことだった。

ちなみに現在の彼がつけている眼鏡は、彼の後継人であった祓魔師『藤本』が叙任直前の任務でなくなった際に、苗字と共に貰った叙任祝いである。

祓魔師叙任~29年前

正式に祓魔師になり自分だけの部屋を得て、実験体としての務めも免除になった彼は、それまでの抑圧された生活の反動から乱れに乱れ、タバコはもちろん、少年誌に乗せられないような〇〇〇なことまで満喫した。

それでも彼の性格が軟化することはなく、今より29年前のメキシコ任務で自身と同時期に下二級祓魔師になったユリと反発。ユリの同期リックを殴ったり、周りの人間に当たる彼を弱虫と形容したユリを殴ろうとしたりなど、仲間内での暴力沙汰を起こしてしまったりした。

その数日後にユリが務める養魔場で、ユリは彼の内面を知り彼に告白。対し獅郎はユリの年齢16を受け入れられず拒絶。これらをはじめとしたユリへの言動がサタン受肉の小さな一因となった。

20年前

時は流れ9年後。アサイラムの塾講師も兼任するようになり獅郎が30代になったころ、9年前から少しずつ受肉体『𪘚郎』を強化した燐火が受肉。ユリは幼いころから燐火と関わってきたことで燐火を制御することができ、彼女は十三號セクションでも働くことに。

隔離された当初のサタンは自我が芽生えたばかりの子供であり、一年三か月で知識はスルスル吸収するも、理性・情緒はあまり育たなかった。社会性を学ばせたいという意見を出したユリの要望に応え、獅郎はユリと共に燐火に会うも、燐火自身獅郎に嫌悪感を示し、獅郎もまた燐火を無自覚に煽ったせいで燐火の対抗心・知識欲に火をつけてしまう。その結果燐火は難しい本を要求し、自身が悪魔の頂点である魔神『サタンであると自覚してしまう。

19年半~16年前

サタンが十三號セクションを脱走し姿を消して半年。青森での単身任務でシュラを保護。正十字の保護施設に空きがなく、アライサムへの収容もしたくない獅郎は三人の部下を雇いシュラを保育しつつ任務をこなした。

サタン脱走から4年後。受肉体がサタンの炎に耐えられなくなり激痛が走り出し、サタンは多数の悪魔と共に十三號セクションを襲撃。エリクサーを投与したことで幾分か回復し、セクションを自らの城に、職員とその家族を住人としエリクサー研究を続けさせた。

サタンを止めるため世界中から名のある祓魔師が集結するもセクション内にはサタンのほかにルシフェルと彼に跪く八候王が三人もおり殉職者が多数。さらに騎士團日本支部もエリクサー研究の隠蔽・続行のためか秘密裏に物資を運び込むなど解決に踏み切らなかった。それを聞いたユリはセクションへ鍵で潜入を試みる。彼女の真意を読んだ獅郎も止めるため彼女の前に現れその腕を掴むも、止める言葉が踏み出せず彼女を向かわせてしまい、取り返しのつかない過ちを犯してしまう

青い夜

セクションに潜入したユリはサタンを説得し、彼にセクション放棄静かな余生を選ばせることに成功するも、サタン出現から飛躍的に発展したエリクサー研究を放棄したくない騎士團日本支部・十三號セクションはユリが頼った人物から漏れた情報によりサタン・ユリを捕獲。セクションの研究を隠したい日本支部・メフィストはユリを『魔女』に仕立て上げることで隠蔽した。

逃亡生活の中でサタンの仔を妊娠し、産もうとするユリのため獅郎は『青い稲妻作戦』に参加。明王陀羅尼宗から本尊降魔剣を回収する。

そして来たる出産日。最初に出てきた青い炎を継承した赤子は本能のまま暴れまわり、備えていた祓魔師たちを大量虐殺。当代の聖騎士でさえも止められなかったが獅郎が空の降魔剣で悪魔の心臓を突き刺したことで剣に心臓が吸収。赤子の方は対処できたのも束の間、受肉体を求め世界中の祓魔師・僧侶たちに憑依し絶賛青い夜中のサタンが当代の聖騎士に憑依。獅郎の肉体を奪うため近づき、一瞬は憑依されるものの強靭な精神力で支配権までは奪わせず、サタンを殺すため自らの喉を搔っ捌いた

一時的にサタンを退かせることができたものの、セクションに現れた三賢者シェミハザの現場判断によりユリの殉死双子の祓魔が決定してしまう。その判断を不服とした獅郎は彼女に銃を向け、ユリと双子と共に逃亡。かなり昔に閉鎖された騎士團の出張所に鍵で逃げ込み、ユリから双子の名前を聞く。

吹雪が弱まると備蓄のある隠れ家に移動し始めるも、ユリはただでさえ体力を使う悪魔の仔出産に加え、サタンによる青い夜の被害を聞いたこととサタンの暴走を目の当たりにしたことで精神的にも疲弊。隠れ家に向かう雪道で倒れてしまい、子供たちへの言葉を最期に、ユリは獅郎の腕の中で亡くなってしまう。

獅郎は自身の思いを伝えきれなかった悲しみから泣き崩れてしまい、直後に現れた雪原人(イエティ)に殺されかけ、抵抗する気も起きず気を失いかけるも、ユリに初めて出会った頃に言われた言葉を思い出し再起。雪原人を祓魔し、双子・ユリと共にどこかへ向かう。

聖騎士叙任~現在

亡くなったユリの遺体を騎士團の研究に使われることを忌諱した彼はユリの遺体を火葬したのちに海に散骨。双子を預けるためメフィストの元に訪れ彼にすべて投げようとしたものの、候補生推薦時に提示された条件「一度でも悪魔の前に屈した時、メフィストのお願いを何でも一つ聞く」を双子に適用されたことで成立。青い夜を集結させた功績を立てられた結果『第二百五十一代聖騎士』に叙され、騎士團に一生忠誠を誓うことになる。

その聖騎士としての任務で双子の養育をメフィストから頼まれ、最初は余裕と気合十分だったが、悪魔の血を引くゆえか快活すぎると反対に気弱すぎて一度泣き出すと泣きやまない雪男に翻弄され、一週間で音を上げる。

上一級時代の性格ゆえか頼れる人も少なかったが、十三號セクション~祓魔師叙任時代に彼を気に掛けていた元正十字学園警備員の三角正と、シュラ保育・任務の補佐のために雇った3人の部下のうちの二人経堂直哉』『長友清史郎が全面的に協力してくれるように。正十字学園町のある木造建築を修道院として開設雪男を16歳まで育て上げる。

青い夜の際、サタンに憑依されたことにより繋がりが生まれてしまい、サタンは獅郎の行動を監視できるようになってしまう。当初は周りのサポートもあってか強靭な精神を維持しサタンを払いのけるも、二人の成長・燐の反抗期と共に精神は疲弊。さらにサタンの偽りの囁きによりサタンの目下の標的が燐だと勘違いしてしまう。その後のサタンの囁きと燐の言葉に気を乱してしまい、その肉体をサタンに乗っ取られ、第1話終盤に繋がる

???

自分を愛して生んでくれた母ユリ・エギンと、一生懸命育ててくれた義父藤本獅郎の凄惨な過去と、自らの欲望のために生き青い夜によって数多くの人たちを不幸にした実父サタンの過去を知り、「自分は生まれない方がよかったのか?」と考えてしまった。最後にメフィストはある場所へ彼を導いた。

そこは現在から約10年ほど前の深夜の南十字男子修道院の台所。燐は突然その場所に突然入ってしまい、フードを被り忘れたことで獅郎に姿を見られてしまう。一応服装が特務警邏隊のものであり、髪色も青白いため燐だとは思われず、獅郎はその時初めて作っていたおかかバター醤油焼きおにぎりを味見として振舞った。

その時燐は彼に「父親って…大変ですか」と聞き、獅郎自身も「よくわかんねー」とともに答えた。

雪男はやさしい努力家だが、心も体も弱く自分に自信がないのが心配だったが、

「兄さんを守れるくらい強くなりたい」

という祓魔師になりたいという強い意志を聞き、祓魔師に育て上げることに。

燐は家族思いで悪いヤツではないが、キレると暴力的・力加減ができない。ゆえに周りに敵を多く作ってしまう。雪男と共に祓魔師としての戦い方を教えようとも考えたが、

頭と体力を使い力加減を覚えなきゃならず

作る相手のことも考える必要があり、「弟に喰わせたい」と言う燐自身の意志を尊重し、

共に料理を勉強するように。

何が正解か解らないし、どちらの選択も間違ってるかもしれないし、忙しくて大変ではあるが、それでも二人を見ていると、獅郎のそういった悩みはどーでもよくなるという。

 「父さん」

獅郎「ん?」

 「ありがとう」

獅郎「なぁに」

  「大したこたぁしてねぇよ」

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