『煉獄の七姉妹』とは、同人サークル07th Expansion作成のサウンドノベル『うみねこのなく頃に』に登場するキャラクター。
概要
EP2にて初登場。
魔女ベアトリーチェに仕える七体の悪魔の使用人(作中では『家具』と表現されている)。
強力な力を持ち自らの意思でも行動できるが、術者の命令には逆らえない。本来の姿である煉獄の七杭に姿を変えると、より一層の力が発揮される。
名前と性格はそれぞれ七つの大罪に該当する悪魔のそれと対応している。
EPが進行していくと、諸事情から次第にベアトリーチェ以外の人物にも使役されていくようになる。
長女:傲慢のルシファー
束ねることなくなびかせている黒髪のロングヘアーが特徴。
長女であるにもかかわらず七姉妹の中では最弱であり、それを精神力で補おうとしていつも傲慢にふるまっている。
己の弱さが露呈した場合、妹達に散々に罵られることも少なくない。
次女:嫉妬のレヴィアタン
黄緑色の髪が特徴。
司る罪からか非常に粘着質であり、本編では『相手に対して嫉妬した時間の数だけ力を増す』という特殊能力を明かした。
泣き虫であり、二次創作イラストでは泣き顔で描かれることが多い。
三女:憤怒のサタン
灰色(銀?)の髪が特徴。
大罪通り怒りんぼで、我儘な他の姉妹によく怒声を浴びせている。
ただし本人は自らの憤怒によって誰もが自分に内心で怯えていることに若干の寂しさを感じているらしい。
四女:怠惰のベルフェゴール
黒髪のポニーテールが特徴。侍のような口調で喋る。
自らを召喚した主のどんな命令でもそつなくこなすという、一見怠惰とはほど遠い振る舞いをする。
……がゲーム内のTipsによると、これこそが主を『怠惰』にさせ堕落させてしまう為の策略であるらしい。
五女:強欲のマモン
茶髪のロングヘアーが特徴。
本編では他の姉妹よりも目立たないキャラクターとして描かれており、それをネタにして同じく目立たないキャラだった『縁寿』と彼女を組ま
せるという二次創作作品が多く登場した。
しかし後に本編でも『縁寿』の使役する悪魔という設定で登場し、そもそも空気ぎみに描かれていたこと自体、元々縁寿と組ませる為の複線だったことが明かされた。
ネタが公式を先取りするという恐ろしい逸話である。
六女:暴食のベルゼブブ
両側がカールしている髪型が特徴。
罪名に違わぬ食いしん坊で、その食いっぷりから姉妹達の和ませ役を担当しているらしい。
しかしそれでいて美食家であり、食を追及する為なら自らの体さえ食材にしてしまえるのだという。
七女:色欲のアスモデウス
長いツインテールが特徴。
自らの愛する理想の異性を求めているが、相手に高望みしすぎてしまうらしく、今日も妄想の中の王子様に尽くす日々なのだとか。
愛の為なら命も手放せるという、悪魔ならではの恋愛観を持つ。