概要
作中で起こる殺人事件にて『第四の晩』以降に使用される道具。
現実的シーンと幻想的シーンで扱いが異なり、事件の凶器であると同時に魔女ベアトリーチェの操る魔導具としても描写されている。
原作ではどんな外見なのか描写されなかったが、漫画版にて初めてイラストが公開され、以降デザインもそちらで統一された模様。
ちなみに間違われがちだが、『ななくい』ではなく『しちくい』である。
現実的シーンにおける『煉獄の七杭』
第四の晩以降の被害者に刺さっていた凶器。
螺旋状の溝が掘られたアイスピック風の形をしている。
全部で七本あり、それぞれの表面には七つの大罪の悪魔の一つと、その悪魔の名前が刻まれている。
多くの場合、杭は根元まで被害者に刺さっており、死体を検死した南條輝正によると、この杭は柄が短い為に人力で食いこませるのは不可能とされ、事件の謎の一つとなっている。
幻想的シーンにおける『煉獄の七杭』
ベアトリーチェの使用する魔法の武器。
ベアトリーチェの号令によって空中に浮遊した状態で現れ、更に攻撃命令で標的の指定した部位へと飛翔する。
飛行時は直進移動しか出来ないが、壁や天井に当たると速度を保ったまま跳ね返り、獲物に直撃するまで飛び続ける。
この為、作中シーンではこの杭が使用される際、杭が反射する『カンカンカンカン』という音が響き渡ることになる。
EP2以降では『煉獄の七姉妹』という少女の姿にもなれる事が判明し、その際には片手に光のブレードを顕現させ、相手に切りかかる事も可能。
EP4では事件の後に右代宮縁寿が七杭の一つ『マモンの杭』を独自に入手し、これが原因で煉獄の七姉妹は縁寿にも仕えるようになったとされている。