パイオニアLDC(現:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)がAICと組んで企画した一連の複数作OVAシリーズである「PAC」の一作。シリーズ上の同期作に天地無用!シリーズなどがある。
企画原案そして監督は北爪宏幸。
月刊少年キャプテン(徳間書店)で漫画版が連載された。作画者は『楽勝!ハイパードール』『大正野球娘』で知られる伊藤伸平。
徳間アニメージュ文庫より小説版(ライトノベル)も出された。執筆者は『メイド刑事』でおなじみ早見裕司。
近未来を舞台にしたSFバトルヒロインもの。ゆかな(野上ゆかな)の初期抜擢作として知られる。
実は
発売当初、広報ネタにかなり力が入れられていた作品。
と、簡単に例に挙げるだけでも多くのネタに彩られていた。
それは、実はもともと本作がPACレーベルの旗艦作品として位置付けられていたため。
ところがフタを開けてみると、PACレーベルとしての人気は『天地無用!』に一極集中し、本作は北爪(あるいはメディアミックスに関わった各作家、もしくはゆかな)の濃いファンのみが知るマニアな佳作に落ち着いてしまったという結果となっている。両作に関わったプロデューサーは後にまさしく「どうしてこうなった」と嘆いたとか、嘆かなかったとか。