概要
化石は部分的なものがアメリカ・ヨーロッパなどで見つかっている。スコットランドでは足跡化石も見つかっている。
全長は種によって異なり、30センチ程度のものもいれば3メートル近くに達するものもいた。口の部分の化石が見つかっていないので正確な食性は不明だが、近年発見された化石の消化管から胞子が残っていたことから植物食だったことが判明した(大型の種は雑食だったと主張する研究者もいる)。当時陸地全体を覆っていたシダなどを、年間1トンも食べていただろう。大型の種なら、よほど飢えた両生類や大型魚ぐらいしか天敵はいなかっただろう。
アースロプレウラは姿こそ現在のムカデやヤスデなどの多足類に似ていたが、その類縁関係は未だ分かっておらず、今のところは「アースロプレウラ綱」という独自のグループの節足動物に分類されている。