概要
東洋哲学の重要概念である太極思想を取り入れた拳法。
メディア等の影響から「非常にゆっくりと体を動かす体操のようなもの」という印象が強いが、それはあくまで「型」の練習方法であり、実戦では素早く力強い動きを行う。
大極の要となる「円」を動きの軸として重要視し、特に型の鍛錬ではゆったりと踊るような演武をおこなう。
また「気功」も重要視し、勁(全身の筋肉・連節を用いた瞬発力)の発生に必要な呼吸の体得も一つの課題としている。
運動として
本来は型の練習方法の「ゆっくりとした動き」が、激しい運動が厳しい高齢者にとっても
負担となりくく、運動・体操の代わりとしても普及している。
中国では朝の公園で市民が集まって練習している風景が見られるとのこと。
日本でも愛好者は多く、自治体が推進している例もある。