死神のための葬送曲(レクイエム・フォー・デス)
- ランク:B
- 種別:対軍宝具
「聴くがいい! 魔の響きを! 『死神のための葬送曲』(レクイエム・フォー・デス)!」
モーツァルトが生涯最後に作曲した楽曲「レクイエム ニ短調 K.626」に関する逸話が宝具と化したもの。
現代の日本人には「宝くじのロト7のCMの曲」、旧来のゲームファンにはあの皇帝のステージBGMと言えば分かりやすいだろう。
オペラ曲「魔笛」の作曲が終盤に差し掛かって居た頃、モーツァルトは見知らぬ男性に「さる高貴な人物のために葬送曲(レクイエム)を書いて欲しい」と莫大な前払金とともに依頼される。
流石にモーツァルトは怪しむものの、過大な前払金を受け取ってしまった以上断ることも出来ず、「魔笛」の残りを急遽仕上げ、レクイエムの作曲に取り掛かる。
…だが、モーツァルトはその作曲中に病に倒れる。病は徐々に彼を蝕んでいき、遂には床に伏すまでに進行してしまう。
病で苦しむ中、モーツァルトはふと思った。
「レクイエムを頼んだあの男は死神で、死神が私自身ののための葬送曲を依頼しに来たのではないか?」と。
その後も病は食い止められず、未完のレクイエムを遺し35歳の若さでこの世を去った。
なお、遺されたレクイエムは弟子たちの手で後に一応の完成を見た。
ゲーム上では、種類はArtsで、効果は【敵全体にランダムで攻撃ダウン・防御ダウン・呪いを付与(効果はいずれも3ターン継続)】というものになっている。