「これで一人減りましたね」
パリィーン コポッ カラカラカラ
「何!?」
ボルキャンサー「ウウウ···」
「契約が···!バカな···私は、絶対生き延びて···!」
概要
『仮面ライダー龍騎』における死亡フラグ。発言者は須藤雅史/仮面ライダーシザース。
ナイトをシザースピンチで拘束し「私の勝ちですね」と不敵に告げるが、その直後にナイトが繰り出した反撃を食らい距離を取られてしまう。
そのまま(先程ソードベントで呼び出されたダークウイングと発動した)彼の飛翔斬に対し、負けじと自身もファイナルベントでボルキャンサーを召喚。シザースアタックを発動し、ボルキャンサーに幾度も人を食わせてパワーアップさせていたこととその強さから飛翔斬を打ち破る。
追い詰められたナイトを見て自身の勝利を確信し、記事冒頭の台詞を吐きつつトドメを刺そうと近づくが······
突如として乾いた音とともにシザースのカードデッキが破片となって地面に落ちた。
実は先程シザースアタックを放つ直前にナイトの反撃でベルトを斬りつけられていたことが原因となり、カードデッキは破損しヒビが入っていた。さらに互いのファイナルベント=必殺技のぶつかり合いの衝撃で完全にデッキが破損。耐えられなくなったデッキはベルトから砕け落ち、ライダーの力を失ってしまう。
その現実にうろたえている中、契約が解除されたボルキャンサーに『餌』と認識され、ナイトが思わず目を背けてしまうほどの凄まじい勢いで頭から捕食されてしまった(これに関しては食らいつくアングルがぼかされているので「首や肩の辺りからでは?」という異説あり)。
これを以て彼は、TV版におけるライダーバトルの最初の脱落者となった。
皮肉にも、直前に発した通り彼が死亡したことで「ミラーワールドのライダーは一人減った」ことになったのである。
記事冒頭の5段目のセリフを断末魔に、その最期は実にあっけないものだった。
仮面ライダーシリーズ史上初の悪のライダーであり、たった2話だけの登場、極悪な人物像、死に様などから、『龍騎』ライダーの中ではコアなファンの間で非常に人気が高い。
今作の「仮面ライダー」と言う存在は単に「正義の味方だけではない」ということと、また戦いに敗れたライダーが辿る悲惨な末路を視聴者に示す存在となった。
余談
その凄惨な最期や『龍騎』に登場するライダーの中で一番早く退場したことが強烈だが、同時にあからさまな死亡フラグであること、シザースアタックが絵面が高速前転であったり威力が弱めなこと(詳しくはシザースアタックや仮面ライダーシザースの記事を参照)などから半ばシザース共々ネタ扱いされている。
公式の「動く仮面ライダー図鑑」でもシザースの退場シーンがピックアップされているため、一緒にこのセリフもクローズが当てられている。
ちなみにシザースは媒体限らず大体変身者が悲惨な最後を迎えてしまっている。
pixivでは
単純に死亡フラグとして扱われていることも。
関連タグ
表記揺れ
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