概要
武装輸送団「無敵運送」のリーダー、アッシュ・キングの搭乗するモビルスーツ。
「ミキシングビルド」と呼ばれる複数の機体のパーツをつなぎ合わせてレストアされた機体であり、「アンカー(碇)」の名が示す通り、それを思わせる形状のヒート・カッターが装着されている。
ミキシングビルドは複数の異なる設計思想の機体のパーツを組み合わせて構成される為、機体バランスが劣悪な機体も少なからず存在するが、アンカーは名工と呼ばれたオズ・フランクの手によってレストアされた為、バランスは良い。
ベースとなった機体がわからない程に機体に手が加えられているが、全高約18mという機体サイズもあり、コスモ・バビロニア戦争以前の機体が根底にあると目されている。
X字に配されたプロペラント・タンクやツインアイ、頭部放熱機構など、クロスボーン・ガンダムを思わせるパーツ構成が見られるが、パイロットであるアッシュ曰く「全くの偶然」であるとされている。
コックピットは全天周モニターを採用しているが、技術力の低下によるメンテナンス不全もあって普段は後付けされたモニターに機外の映像を映し出している。ただし、全天周モニター自体は完全に死んではおらず、戦闘で必要になった際にモニターを点灯する事が可能。