この想いを、何に喩えようか
このおもいをなににたとえようか
概要
2016年9月末にグランブルーファンタジーで開催されたストーリーイベント。
前回イベント「届かないほど、近くのあなたへ」の続編。ロボミ外伝と同じ形式をとっており、前回の復刻と続編を同時開催している。そのためガチャ報酬は両編共有であり、ガチャ報酬はオクシモロンとなっている。
このイベントに合わせてジュリエットがSSRとしてプレイアブル化、イベント期間に親愛度をMAXにすることでパリスのSRが入手できた。
ストーリークリア報酬として、亡き朋ティボルトとマキューシオが現れる新しい召喚石「ヴェローナ・ハート」が入手できた。
尚、「ヴェローナ・ハート」での台詞の一部は本家シェイクスピアの作品で発せられた言葉を引用している。亡き朋の強い想いから発せられる言葉からは、本家とは違った受け取り方ができるだろう。
ストーリー
パリス及びジュリエットに呼ばれた主人公達がヴェローナを訪れると、かつて破壊されたはずの壁やより強固にそびえたっていた。その理由を尋ねると「帰ってきたロミオが神王モンタギューとなって、鎖国政策を立ち上げたため」との事。一体何があったのか。疑問に思う主人公を前にそれでも平和に手を取り合う方法を模索するジュリエット。そして彼女の努力の末、モンタギューとキャピュレットが改めて一つになるための条約の締結まで漕ぎつけたのだが…
関連タグ
[[グランブルーファンタジー
ロミオ(グラブル) ジュリエット(グラブル) パリス(グラブル)
評価(ネタバレ注意!)
ストーリー面では哀しいことに非常に芳しくない。
理由としては
- 前回の努力が水泡に帰すような展開
- 主人公が怒涛の展開に流されるままになっている
- ただひたすらに鬱蒼とした展開が晴れないまま終わる
- ロミオが何もできていない
- 両国の関係が殆ど修復されないまま終わる(手を取り合うのではなく、戦争に勝利し、協定を結んだという形なので、前回で誓った取り合い方とのギャップがすざましい)
- イアゴ(前回のラスボス)との誓いを何も護れていない
- プレイアブルキャラクターが死ぬ
と、本家から180°回転して悲劇を一転喜劇に変えた前回と違い、今回は最初から最後まで悲劇だったのである。
そこに加えて
- ディレクターによる「前回から2年後の世界」という衝撃的な発言
- ヴェローナ・ハートの入手が特殊で限凸しにくい
という事例も相まって批判が尽きない状況となっている。(2年後設定の問題は2年も持たない問題を抱えた人々や2年も保たなそうな人々を放り出して急に発言した事)
特に、プレイアブルキャラクターの突然の敵化、そして突然の死には多くのプレイヤーが困惑し、前回イベントをプレイしてロミオを入手した騎空士からは「手に入れたロミオどうすればいいんだよ」という声が続出。中の人すら困惑する始末。後にロミオはSSR化して高性能なプレイアブルキャラとして戻ってきたが、それでも本ストーリーにおける悲劇的な展開と、なんとかできたはずの状況で何もできなかった彼に対する風当たりは強い。
一応
- マキューシオも父上もおらず、孤立していたロミオではアレが最善だった
- ロミオはSSR化して戻ってくるからこのイベント自体その伏線である(実際そうであった)
- 似たような事をした男よりは心情、行動原理の描写がわかりやすい
- このイベントをきっかけに登場したジュリエット(SSR)が非常に強いからいい
- ヴェローナ・ハートの演出がかっこいいからいい
という評価もあるが、それでも批判論争は尽きないストーリーイベントである事は間違いない。
こんな風に介入できれば、私たちの物語も立派な喜劇になっていたでしょう(by先生)