概要
2004年の『ゴジラファイナルウォーズ』でゴジラシリーズが終了となり、それ以来怪獣特撮映画が低迷した事に強いショックを受けた大の特撮ファンである落語家の林家しん平が、「日本に特撮怪獣映画を失くしてはいけない」「怪獣映画が少しでも盛り上がってほしい」と自ら指揮を取り、雨宮慶太や原口智生を始めとしたクリエイターを招いて制作した。
太平洋戦争末期、旧日本海軍の戦艦大和以下連合艦隊は南方戦線のトラック泊地停泊中に、「島の伝説の龍が災いをもたらす」という古老の警告を受けた。
一笑に付した大和搭乗員だが、ある夜敵の潜水艦の接近を確認。攻撃を加え撃退するが、それは潜水艦ではなく伝説の龍「レイゴー」の子だった。
子供を殺され、復讐に燃える親レイゴーは連合艦隊にその牙をむき、共生関係にある「ボーンフィッシュ」と共に艦隊に総攻撃を仕掛けて来た。
上官たちはレイゴー撃退作戦「A-140F6 深海零号作戦」を開始。作戦指揮は大和搭乗員の海堂猛に託された。
スタッフ
- 監督・脚本・企画・原案/林家しん平 美術/雨宮慶太 造形/原口智生・若狭新一
登場怪獣
- レイゴー
全長80m。
トラック諸島の伝説に登場する巨大な龍の正体である水棲肉食生物。夜行性。
大和の攻撃で子供を殺されたため、艦隊に復讐するために攻撃してくる。
体には電気を帯びており、出現するときには必ず青い稲妻が発生する。
爆雷を尻尾で撃ち返したり、酸素魚雷を受け流したりと知能も高い。
- もしもゴジラの元となった恐竜が水爆を浴びずに成長していたらをコンセプトにしている為、顔はゴジラに似ている。
- ボーンフィッシュ
レイゴーと共生関係にある生物。レイゴー同様肉食で、人間や鮫を捕らえて捕食する。
凶暴かつ好戦的で、レイゴー襲撃前に大和を襲い乗組員を次々と捕食した。