オウラノサウルス
おうらのさうるす
白亜紀前期のアフリカに棲息した鳥脚類である。
データ
1966年にフランスの原子力委員会の地質学者がニジェール・テネレ砂漠でウラン鉱の探索をしていた際に化石を発見し、1976年に古生物学者のフィリップ・タケによって「ニジェールの勇敢な爬虫類」を意味するオウラノサウルス・ニジェーリエンシスと命名された。
全長7メートル・体重3トン前後と推測されているが、最大の特徴は背の帆である。この帆はスピノサウルスなどと同様、脊椎の神経棘が伸びて発達したものだが、オウラノサウルスの帆は尾の方まで
帆が発達していた。この帆は体温調節に使われたとする説以外に、ラクダやバイソンのように脂肪を貯蓄したコブとなっていた、カルカロドントサウルスなどの捕食者を威嚇するためのディスプレイだったなど様々な説がある。
また、頭部の形もイグアノドンよりはカモノハシ竜に似た形をしていた。