概要
7人の使徒の最年長者。使徒の取りまとめはオフィエルに任せ、自身は御意見番のポジションにいる。
見た目は好々爺だが、具現武装はウォーハンマー。予想外のパワーキャラである。
※以下の内容はストーリークエスト等のネタバレを含みます。
EP4-5 覚悟 「遠からん者は音にも聞け!近くば寄って目にも見よ!」
それまで、オフィエルらと共に集団行動することが多くご意見番的な立ち位置だったがついに動き出した。
アークスシップ侵攻作戦でオフィエルと共にショップエリアに直接踏み込んだアラトロン、(陽動作戦の一環とはいえ)ノリノリで戦国武将ばりの名乗りを挙げた。元気だなじいちゃん。
メスを無数に飛ばすオフィエルとのコンビは動作が遅めな自身の弱点を補う良コンビ、立ちはだかるマトイを追い詰めるも間一髪で助けに入ったプレイヤーの参戦で数の有利がなくなったと見るや、安全地帯に退避し幻想種での攻撃に切り替えた。そして、マザーの目的が成ったところで即座に退場。戦いを楽しんでも熱くはならない曲者ぶりも見せた。ザ・高性能じいちゃん。
また、オークゥとフルを月に残してアークスシップへ乗り込んだ事もあってか、好々爺だけではなく仲間想いな側面も見せている。
(最もこれは前述した2人の年齢ならばまだまだ未来があるというアラトロン自身の考えからか、年長者として申し訳が立たないとも言っている。)
EP4-6 想いのかたち 「マザーが問わないのならば、わしが問うしかない」
月の拠点でエスカダーカーが破壊活動を行っていることについて、直々にマザーへ問いただしているが「馴染まない」、と答えられている。(これはそもそもアルの生まれる過程で生じてしまったものなので、マザーが絶対の原因ではない。)
また、「ヒツギを殺せば元の学生生活に戻れる?」というコオリに対し、「元に戻れる」と言ったオフィエルに対し、後ほど「鷲宮氷莉の不安定さはもちろんだがマザーもおかしい」と言っている。
アラトロン自身もマザーの憎むべき相手……フォトナーを知っていて、地球の人々には優しかったのに、今は手を取り合えるはずのアースガイドにも容赦が無い上ヒツギを殺せとまで言った事がアラトロンとしてはおかしい、と感じさせる要因には十分だったのだろう。
そしてベトール殺害についてオフィエルが「好き勝手に破壊活動をするのを好まないマザーの命令」と言ったのに対し「それなら、ハギトが放っておかれる理由はない。ぬし(オフィエル)の独断だ」と言い切っており、「マザーが問わないのならばわしが問うしかない」と、最年長者としての威厳を見せている。
(もっとも、オフィエルとしてはベトールは完全に落ち目の映画監督であることと、ハギトはヒツギとコオリ位の学生でも知っていたため資金源として生かしておいた方がよいと思ったのだろう。)
そしてそのやりとりの中でオフィエルは「地球の成長が持たない時が来ている。そのためならこの手とこの身が汚れても構わない」とした上で、「翁(アラトロン)はどうお考えですか?」と問われ、「問いに問いで返すとは、ますますもってぬしらしくない」と答えている。
「惑星の未来か……ぬしは医者ではなく、思想家になるべきだったのではないか、オフィエルよ。」
EP4-7 母なる願い 「大切なのは心意気よ」
マザーの第一発見者としてマザーのやりたいことを見届けるのが自分の願いだ、と最早長老どころか父親並みの貫禄を発揮し、年だから考え方を改めることも難しいと言っている。
救出されたコオリや、そのコオリを操っていたオフィエルも戻ってきていない事を告げている事から、マザー・クラスタ側もアースガイドを利用していた節があったと思われる。
そしてアル奪還とマザー救出のために月へと乗り込んできたヒツギ達に対し、最後の壁として立ちはだかる。離反したコオリも後ろめたさがあったようで敵対する時に気にかけているがアラトロンは「そちらの方がぬしの居場所だったというだけだ」と嬉しそうにしている。
何より彼には憎しみなどなく、ヒツギとコオリだけではなくプレイヤーとエンガも加わっている4対1という条件にもかかわらず正々堂々と戦い潔く負けを認め……その上で湧いて出るエスカダーカーを迎え撃ち、ヒツギたちに「奥に行け。マザーを止めてみせよ。振り返るのは全て終わった後で良い」と微笑む。その生きざまに、一片の悔い無し。
真にマザーとその使徒達の行く末を見届けたかったのは、彼だったのかもしれない。
関連タグ
マザー オフィエル・ハーバート ファレグ・アイヴズ オークゥ・ミラー フル・J・ラスヴィッツ ベトール・ゼラズニィ 亜贄萩斗
鷲宮氷莉 八坂火継 八坂炎雅……いずれも元所属者、あるいは離反者。
エンガに関してはアラトロンと関わった描写はないものの所属していた事は明かされているため。