アル(PSO2)
ある
CV:豊崎愛生
最初は八坂火継が「PSO2」を遊ぶ時のアバター体。少年としてのヒツギのロールプレイ(兼、アークス船団の調査)が怪しまれたのか、コールドスリープから復帰したプレイヤーがリハビリを兼ねて彼の正体を見極めるべくミッションで組むことになった。
一通りのミッションを終え、安堵したヒツギに襲い掛かるダーカー因子。これをプレイヤーが救出する際に、ヒツギはログアウト操作を敢行。その時不思議な事が起こった。
起きたことは2つ。アークス側から地球が存在する宇宙に干渉出来るようになったこと。そして彼が独立した個体として誕生したことである。
上記の通りヒツギのアバター体なのでログアウトして地球に帰ってきたヒツギの個室に倒れていたのは分からなくはないがヒツギの個室のベッドに素っ裸(ヒツギ「色々見えてる!?!?」)で登場、という衝撃的デビューを飾った彼は、紆余曲折あって彼女の弟分として行動を共にすることになった。後々上記のイラストのように服装は整ったのだがpixivでの彼のイラストはというと…(後述)
なお、プレイヤーが実際にアルを再現しようとすると筋肉もまるでついていないアル本人に比べ、どうしても筋肉質になってしまう。これは男性キャラクターを作成する際に設定されている目盛りゼロの筋肉量は、女性よりも気持ち多めにされている為である。
ダーカーとの終わりの見えない戦いの続くオラクルのアークスにいた(それ以前にヒツギが操作してないので彼の中身もとい意思はヒツギから独立してるはず)にもかかわらずヒツギ達と打ち解け合うほどの純真。
ヒツギたちとの会話はスムーズでヒツギの私室にある書物を読んだりすることもできるようだが、それ以外は完全に無垢。ただし名付ける際に中二病的な名前はしっかり拒絶する位にはセンスはある(「フォルセティ」「ヘルモーズ」「ヘイムダル」と言うネーミングを「やだ」と断じ、「ロキ」と言うネーミングを「ありきたり」と断じる位には)。いろいろ妄想が捗りそうdおや、誰か来たようだ。
また、幻創種を感知する事も出来る。
前述の衝撃的登場、またコオリの「男の娘は別腹」発言により、タイトル絵以外の多くの投稿作品が全裸。無事PSO2の「男の娘」枠として定着したようである。けしかrもっとやれ。
・・・・・でもたまには服も着せてあげてね?
タグはアル単体だとアルフォンス・エルリック(鋼の錬金術師)が圧倒的に多いので(PSO2)をつけてあげてね。
EP4-1
ヒツギの弟分となった後、彼を溺愛するコオリに一度は怯えたりするも、すぐに仲良くなる。
3人で街へ出かけたり、お風呂に入ったりするなど、楽しい毎日が続いた。
また、就寝時間となって部屋の明かりを消そうとした時に怖がるなど、暗所恐怖症という事も判明。
これは彼の出生に依るものが理由。
EP4-2
ヒツギと共にアークスシップへ移動したあと、管理官のシエラと握手しようとした瞬間にマザー・クラスタの手によって強制ログアウトさせられてしまう。
ハギトとの戦いが終わった後、ヒツギと共にアークスシップの艦橋へ常駐することになる。
EP4-4
エンガをお兄ちゃんと呼んだり、ヒツギとエンガの口論を仲裁したり、エンガから「ヒツギの事を頼むぞ」と頼まれたり、完全にヒツギの弟として馴染んできている描写が増え始める。
また、2代目クラリスクレイスことマトイとの出会いでは、「どこかで会ったような気がする」と意味深な台詞を残すが…?
敵として立ちはだかるコオリに敗北し、瀕死の重傷を負ったヒツギを助けるべく、青い光を放ちながら艦橋から飛び出し、ラスベガスへ向かう。
なんとアルはダークファルスの戦闘衣を身に纏っていた!
ダーカー特有のワープ(色は青系統)を使ってヒツギに駆け寄り、彼女にエネルギーを分け与えた後、気絶してしまう。
ヒツギはオフィエルによって回収されてしまうが、アルはアークス側が回収し、現在メディカルセンターで治療をうけているのこと。
EP4-5
さらわれたヒツギを心配しており、兄同様の存在であるエンガをとても気に掛けてもいた。
そして、月へプレイヤーとエンガ達が向かっている間に発生したオフィエル達によるマザーシップ襲撃の際、艦橋にてマザーに吸収されてしまう。しかし、先日ヒツギの治療を行っていた事からか精神世界に入ってあるダークファルスと全く同じ事を言いヒツギを勇気づけた後、マザーへと吸収されてしまう。
(この時眠りから覚めないヒツギが光った事で、プレイヤーもオラクル側世界に干渉し戻っていることから……。)
その後の行方は分からない。が、ヒツギの台詞からおそらくはマザーと同化しているものと思われる。
EP4-6
シエラから衝撃の事実が語られる。
アルの正体は新たなるダークファルス。因子が求めた依り代がエーテルで出来たヒツギのアバターであったこと、プレイヤーがフォトンで浄化を試み、その最中にヒツギが強制的にログアウトしたことから生まれた、フォトンとエーテルとダークファルス因子との奇跡的な配率によって誕生した融合体であるという。
それがマザーに取り込まれた、ということは?
PSO2のダークファルスの命名規則に従って呼称するとしたら、差し詰め「エスカファルス【存在】(アル)」となるのだろう。
設定資料によればアルを生み出したのは【深遠なる闇】(仮面)とのこと。マトイが「懐かしい」と口にしているのはこのためである。
マザーはアルを取り込むことでダークファルスの力を手にし、フォトンを統べる力を得ることでシオンを超える存在になるのが目的だった。劇中では地球と月と星まで取り込むことを口にしている。
EP4-7
ダークファルス化したマザーをヒツギが浄化し、見事奪還に成功!
シップでメディカルチェックを受けた結果、ダークファルス因子は完全に抜け切っている、とのこと(シエラ曰く「マトイさんと同じ状態」)。
しかし、設定資料によるとヒツギの力はあくまでマザーを取り込もうとした「闇の衝動」を祓っただけであり、アルが現在もダークファルスであることは変わりない。
……そもそも、ダークファルスから因子が全て抜けたら存在そのものが消滅している筈であるため、当然の話である。実際、マザーの中から救出された後もダークファルスの力を使用している描写がある。
EP4-8
プレイヤーは幻創造神デウス・エスカの力によって元の次元に強制送還されてしまう。そこでオラクル側で再現したPSO2アプリケーションを利用して最終決戦の場に舞い戻らせることになり、アルはマザーとの繋がりを用いて決戦までの道を切り開いた。さらにデウス・エスカの内に存在するマザーを覚醒させて神の権限を封じることに成功。具現武装を無力化されたヒツギたちだが、逆にデウスの力の一部を封じることにより戦えるようになった。
設定資料集によれば、これはマザーの力がわずかにアルの体内に残っていたため起こった現象だという。
すべてが終わった後は地球に残り、天星学院の初等部に入学。学校生活をかなり楽しんでいるようである。設定資料集によると、戸籍上もエンガとヒツギの弟になっているとのこと。
なお、後日談が描かれたドラマCDには登場していない。
2018年末のクリスマスイベントでは冬向けの「スヴェートノーチ」シリーズの衣装に変えて登場。クライアントオーダーはあるがパートナーカードはない。残念。
【原初の闇】が討ち果たされグランドエンドを迎えた現在もきちんと存在しており(【原初の闇】が消滅してもダーカーの残党は残っている)、【仮面】もフォトンの光に還った事で、(リリーパに封印されたままの【若人】ジアを除けば)現存する最後のダークファルスとも言える。
闇の衝動や力の一部を失っているとはいえ、ダークファルスは基本的に不滅の存在であるため、同じく不老の存在であるファレグと共に地球の行く末を見守っていくのだろう。
EP4にてディレクターを務めた木村氏によれば、最初のプロットではダークファルスですらなかったという。「アル」という名前はプロットにて没になったキャラクターから来ており、特に由来はないとのこと。
メインキャラクターの中ではヒツギと並んでドラマCDには登場していなかったが、後にヒツギはサントラのボイスドラマに出演した。このためアルだけボイスでのドラマ出演がない。
意識したのかは不明だが「ダークファルスがPSO2のアバターに憑依する」「PSO2内の存在(NPC)が現実世界に実体化して現れ、主人公たちと交流を結ぶ」というのは、舞台版PSO2で描かれている。