CV:洲崎綾
概要
PSO2TA
天星学院高等学校所属の高校1年生。
姉妹校である清雅学園高校の学園祭に生徒会役員としてヒツギとともに訪れ、同校生徒会役員のイツキやリナに面会している。
そして清雅学園生徒会からの招待で、ヒツギと共に清雅学園の学園祭を訪問する。
天星学院高等学校所属(PSO2TAより)。ヒツギの同級生であり、マザー・クラスタで出会って以来の親友。
マザー・クラスタではヒツギに匹敵する実績を上げており、次期生徒会副会長と目される。YMTコーポレーション製の携帯端末を常に持ち歩き、端末に依存していることを隠そうともしない。とはいえ、「常にヒツギと一緒にいる」ことを除けば、どこにでもいる普通の女子高生である。表向きは。
妄信的で依存心の強い性格の持ち主で、自分を助けてくれたマザーやヒツギに対してその心が現れている。
実は腐女子?
ヒツギからアルを紹介されて開口一番、
「かわいい~~~!! キャーかわいい~!!」
「男は苦手じゃなかったのか」というヒツギのツッコミに対し、
「男の娘は別腹だよぉ~!」
・・・・ショタコン鷲宮氷莉、爆誕の瞬間であった。
この後もコーデアプリにはアルのヒツギとおそろいコーデをお気に入りにしていたり、その後の入浴シーンでも胸の話題に入れなくてダダをこね、「ぼく、女の子になる」と言ったアルに
「アルくん、女の子にはなれなくてもそれに限りなく近づくことは…」と口走っている。
ちなみにPS4版ではゲーム毎に独自の変換辞書を提供できるらしく、キーボードで「こおり」と打ち込むと、予測変換候補に「へへへ、そんなに邪険にしないでよお。」と彼女の台詞(アルと初対面の時の台詞)が出てくる。
2018年中ごろのアップデート時に他のゲーム内用語(主に武器名の漢字表記)の変換にあわせて実装された…のだが、あまりにも場面が限定されるぶっ飛んだネタ変換であるため利用頻度はお察しである。
なお、これ以外にもあるキーワードの予測変換候補に「墜落王」「やぁ」「アイスキメる」なんてのもある。…最後のは生放送の視聴者コメントから拾われたネタ。
pixivでは
登場直後に早くも「変態コオリさん」というタグが出現。流石である。R18指定イラストも順調に増えており、やはりヒツギやアルとの絡みが多い。流石である。
キャラソンでは
「PHANTASY STAR ONLINE 2 キャラクターソングCD ~Song Festival~ V」にて彼女のキャラソンが収録されており、当CDには彼女はソロ1曲とヒツギとのデュエット1曲の2曲が収録。
デュエットソングである「放課後スペシャリティメモリー」はヒツギとコオリのふたりが放課後にスイーツを食べに行ったり意味も無くはしゃいだりなどの今時の女子高生らしい様子が歌詞で、「そばにいるのがもう当たり前(ヒツギ)」「ならもっとべったりくっつこうよ(コオリ)」と掛け合うなど非常に仲の良い友人関係であることが窺える明るく元気な曲である。
しかしソロ曲である「遵情マリアージュ」が色々な意味でヤバイ。
曲調はややゴシック調で落ち着いた感じなのだが、まず前奏が終わった直後に「ヒツギちゃん?」というコオリのセリフから始まる(なお、曲が始まって僅か10秒のことである)。
そして「青く澄んだ瞳にわたしが映ってる」「凍えきった心をあなたの熱で抱きしめてほしい」など上述のセリフからどう考えてもヒツギのことを表した歌詞であることが窺える。
挙句の果てには「わたしのすべてはあなたのもの」「どうかどうか永遠に あなたと夢をささやいて」「ずうっとずうっと離れない あなたとふたり添い遂げて」「壊れそうなくらい あなたを狂おしいほど愛してる」などという割と不穏な歌詞が普通に混じっているし、今挙げてない部分もヤバイ。
――というか、ヤバイ点を全部挙げようと思うと、歌詞をほぼ全部挙げないといけないレベルである点でお察しください。
そもそもタイトルからしてヤバイ。
遵情という熟語自体は無いのだが「遵」は従うこと、であると考えると「情」に従う――すなわち「情の赴くままに行動する」とも取れる。というか歌詞のことも考えるとこうとしか取れない。
そして「情」が何を指すのかだが、直後に「マリアージュ=結婚」と続いているので十中八九「愛情」と考えるのが普通であろう。
ちなみにドラマパートでも当然のように開幕から暴走しているので、キャラソン含めてファンは必聴である。
ストーリーでの活躍(ネタバレ注意!)
EP4-1
教室でヒツギと会話していたり、アルとの出会いで3人で外へ出かけたり等、日常を謳歌していた。
EP4-2
マザーの手によってPSO2の世界から強制ログアウトされたヒツギとアルを助け、2人を天星学園のグラウンドへ避難させるが、実はマザークラスタの命令によるもので、実際はアルをマザーに渡すための行為だった。
ハギトとの戦闘後、ヒツギに「何故マザーを裏切るの!?」と問いかけるも、マザーと戦う為にアークスと共に行くことをヒツギが選んだ為に絶望し、その場で泣き崩れる。
しかし、そこにマザークラスタのメンバーが現れ、彼女に手を差し伸べる。
そして…。
EP4-4
マザー・クラスタのメンバーとして出現する。
EP4-3に登場したフードを被った使徒の正体であり、ヒツギを取り戻すべくプレイヤー達に立ちはだかる。
ヒツギに対する依存性と執着、愛が以前よりも凄まじくなっており、精神状態はヤンデレに近いものとなっていた。
使徒であることを表す白と青と基調とする装いへと変化しているが、際どいハイレグのボンデージファッションと非常に過激なことになっている。
なお恵まれた豊満さから忘れられがちであるが彼女は高校1年生であり16歳である。
この衣装はエーテルによる具現の一環であり詰まるところ本人の意思で自由に形状を変化されられるのだが、当時は精神に何者からかの支配を受けており、その影響によるものが大きいと思われる。
後にその何者かは所属組織の同僚からも若いコが好きなだけの変態とか言われてもしまっている。
16歳のJKにハイレグボンデージ着せてるんだから仕方ないな。いいぞもっとやれ。
彼女も具現武装を発現させており、名前は「グラム」。ヒツギが神話好きと知っており、北欧神話の名からとったの事。現在のコオリの心を象徴するかのような紫のオーラを纏ったどす黒い大剣である。後に武器迷彩化された際には、その精神状態を反映してか「堕剣」の名を冠している。
なお後に語られるところによると、グラムを具現したのは破滅的な感情から持ち主が非業の運命を遂げた武器をイメージしたためだという。しかしグラムの主であるシグルズの破滅は、富をもたらす指輪「アンドヴァラナウト」にかけられた呪いによるものであり、グラム自身は呪われた武器という訳ではない。
ヒツギの説得に耳を貸さず、自分の心情をぶつけ始め「覚悟があるなら私を斬れるはず」とヒツギに自分を斬るように迫るが、人を斬る事にためらいを持つヒツギには出来る訳もなく、「私のヒツギちゃんなら出来ないわけがない!」と強く言い放ち、天羽々斬ごとヒツギを斬り倒し、死の恐怖と殺しにかかるコオリに怯えるヒツギを「ヒツギちゃんはそんな事言わないよ」と一突きで倒す。
止めを刺そうとした時に、ヒツギを助けるべく艦橋から飛び出したアルによって吹き飛ばされ、気を失ったままヒツギ共々オフィエルに回収された。
EP4-5
他の使徒達と共に、本拠地である月基地に移動。マザーの忠実な僕として描かれているが、同時にやはり何らかの洗脳を受けているらしく、かなり情緒不安定な状態となっている。
自分が斬り倒したヒツギの身を案じながらも、内心ではヒツギを傷つけてしまった事に罪悪感を抱いていた。
オフィエル、アラトロン、マザーと共にアークスシップに侵入し、グラムでシエラを吹き飛ばしマザーがアルを取り込む事に成功するが、月基地よりの救出後に覚醒したヒツギの天叢雲の一撃を受けてダウン。シエラが主導権を奪い返したことによってアークスシップ占拠は失敗しマザーと共に撤退。撤退する際、「必ず連れ戻しに行くからね!」とヒツギに告げている。
ちなみにオフィエルからアップで迫られたり、オークゥからは「危険な子」、フルからは「ヤンデレ」と言われたりと、様々な扱いを受けている。
なお、アップデート紹介PVでは、『壊れた「コオリ」の運命は・・・?』と書かれる始末。
EP4-6
遂にプレイヤーと直接対決を行う。
自身が愛するヒツギを取り戻すべく、ラスベガスでヒツギを奪っていったプレイヤーにどす黒い嫉妬の刃を向ける。
そして、撃退するとマザークラスタに入る前のような戸惑いを見せ、何かが流れ込む。そこにはあの70%おじさんことオフィエル・ハーバートの姿があった。かなり強烈な洗脳を受けていた様子で、ヒツギの安否を確認できたがために精神状態が揺らいだと考えられる。そしてその後自分達の母校を壊そうとするが、そんなはずがない、思い出を壊して良いわけがないと立ち直り、プレイヤー達と共に共闘。
そしてまたもオフィエルの介入により刃をヒツギに向けるが、コオリを助けたいと願うヒツギの気持ちとプレイヤーの力により、無事コオリの中に存在するエーテルのみを断ち切られた。
ヒツギとの会話から「メディカルチェックを受けたが元気」ということだそうだ。
戦闘ではその名の通り氷系の技を使用する場面が多く見られ、氷を纏ったオーバーエンドのような技、クローム・ドラゴンの攻撃と酷似した技を見せた。
イベントパートナーNPC時のクラスはHu/Fo。エネミー時にも使うオーバーエンド(ただしプレイヤーのものと同様)のほか、ライジングエッジと氷テクニックのサ・バータ、スキル「ウォークライ」も使用する。のけぞり無効の敵が狭い範囲に大量出現するので一時的にでもタゲをはがしてくれるのは便利。レスタは使ってくれないので回復の手段は忘れずに整えておこう。
エネミー時は「鷲宮コオリ」、パートナー時は「コオリ」と名前が異なる。余談だがエネミー時の攻撃ボイスが「待ってよー」「斬るねー」「楽しいねヒツギちゃん!」などヤンデレそのもの。
過去にはSGスクラッチにて各種再現アイテムがラインナップに並んでおり、洗脳時のコオリの再現が可能だった。
EP4-7
艦橋でアークスに敵対した事を謝罪し(妄想を暴走させながら)、プレイヤー達の仲間としてパーティに加入する。もちろん洗脳が解けた今プレイヤーに対する負の感情などは微塵も持っていない様子。艦橋から出ると早速リサの手厚い歓迎が待っていたが。
青と白を基調とした衣装を纏い、青い光と白い粒子を放つグラム(魔剣・グラム)を振るい、バータ系のテクニックでプレイヤーをサポートしてくれる。具現武装の「氷」の能力はバータ系テクニックという形で描写された。…が、通常クエストでパートナーとして呼び出した方はテクニックの使用頻度は非ッ常に低く、氷系のテクニックはおろか回復テクニックのレスタやアンティすら使わないのでハンターの単独構成と見なしても問題はない。
こちらの具現武装で変化した衣装も、ACスクラッチで配信され再現が可能。正気状態のボイスは別途ドラマCDの特典としてリリースされる。ヒツギのほうは関連商品のシリアルで一足早く実装となっていたが、これでようやく揃い踏みとなる。
またインナーウェアのみ既存衣装の黒のシリコン下着を着用している。なんてもの履いてるんだ…あるいは変態のおじさんの影響が残っているのかもしれない…。
まぁ、下着の設定がない衣装なので仕方ない。
ご覧の通り具現武装で変化した服装はマザークラスタ所属時・覚醒時のどちらも胸を強調するもとなっている。重ねて言うが具現する形状は本人の意思で自由になる。
上気のようにマザーを信奉していたこともあるためか、似たような立場である敵として出現したアラトロン・トルストイの事を気にかけているシーンも見せた。また洗脳時の記憶も持っており、マザー・クラスタの本拠地へと一行を案内する。
救出されたアルから呼び捨てで呼ばれた事に衝撃を覚えるが、彼女も満更ではなさそうだ。
今でもマザーに対する恩義は忘れておらず、ヒツギと和解した際はマザー・クラスタのメンバーとしてアルを助け出しマザーを正すことを告げた。マザーとのラストバトルではエンガと共にヒツギを援護し、勝利に貢献した。
EP4-8(最終章)
ヒツギを支えるという信念に従いプレイヤーたちと共に最終決戦の地・ラスベガス本部地下へと赴く。アーデムの裏切りについては「なんとなくこうなると思っていた」と述べており、信頼していなかったことが窺える。
降臨した神ことデウスとの戦いでも、ヒツギのためにグラムを振るい最後まで戦い抜いた。
なお、最終局面では彼女が肌身離さず持っていた携帯端末が逆転のきっかけであったりする。
エンディング後の後日談ではヒツギと共に生徒会役員として働いている姿が確認できる。
それに伴い他の地球NPC勢ともども艦橋からは居なくなってしまい、会話はできなくなる。
ただ季節イベントに現れることはあるので、端末を介したダイブか直接訪問しているかは不明ながら交流は続いているようだ。
そして最終決戦からヒツギが帰還した後は、平和な毎日を彼女やアルと共に過ごす毎日。
具体的には萩斗社長の開発アプリテストで自分の妄想を画像出力したり(コオリ・ヒツギ・アルが写っている…が妄想なのであられもない格好になっていると思われる)、ヒツギの下駄箱に入っていた無記名の手紙の差出人に対し"厳重注意"しようとしたり(この際グラムを具現化していた。手紙の内容はアルの感謝の手紙だった為事なきを得た)。
…前にもましてヒドイのは気にしてはいけない。
ドラマCD「~シエラ'sリポート~」
ヒツギとアルがクエストで不在のためコオリとエンガが主人公として登場。
コオリとエンガは落第寸前だったため、教師になったオークゥとフルに連れられ、アラトロンが待つ補習合宿に参加する。そこへ居合わせたハギトも巻き込んで謎の幻創種が生み出した幻創空間に引きずり込まれてしまう。
幻創種の正体は「夏休みを楽しみたかった者たちの無念」から生まれた存在であり、この空間では誰もが夏休みを満喫できるようになっていた。海水浴やバーベーキュ……知らない内にコオリたちはこの空間の虜になり、元の世界に帰ることも忘れていってしまう。
しかしコオリだけは「ヒツギちゃんがいないのにこんなに楽しいなんておかしい」とアレな方向で勝機を取り戻す。そこへ幻創種が姿を現したため、同じく正気を取り戻したエンガとの同時攻撃で撃破したのだった。